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Google Gemini、無料版でも「Saved Info」機能導入。言ったことを覚えてくれる

 Googleの人工知能チャットサービス「Gemini」で、これまでGemini Advancedユーザーのみに提供されていた「Saved Info(保存された情報)」機能が、無料ユーザーにも解放されました。この機能により、ユーザーの好みや関心事をGeminiに記憶させ、より個人に最適化された回答を得られるようになります。Android Policeが伝えています。

 Saved Info機能は2024年11月にGemini Advancedユーザー向けに導入されたもので、当時から数ヶ月以内に無料ユーザーにも展開されるのではないかと予測されていました。

 この機能は現在、すべてのGeminiユーザー向けにウェブ版で提供開始されています。モバイルアプリ版ではまだ利用できない場合がありますが、Advancedユーザー向けの時と同様に段階的な展開を行っているとみられるため、数日のうちにモバイルアプリ版でも利用できるようになるとみられています。

 この機能の最大の魅力は、ユーザーの好みに合わせた回答をGeminiが提供できるようになることと、将来のやり取りで同じことを繰り返し説明する必要がなくなり、時間の節約になることです。

 例えば、ビーガンであることをGeminiに記憶させておけば、近くのレストランを探すときに関連性の高い店舗だけを推薦してくれるでしょう。同様に、Geminiを主に素早い情報収集に使用している場合は、短く簡潔な回答を好むと伝えておくこともできます。これらの応答には「Your saved info(保存された情報)」というタグがソースとして表示されます。

 「Saved Info」機能にアクセスするには、Geminiの設定に移動し、「Saved Info」をタップします。ここで例を追加したり、古い情報を編集・削除したりできます。

 なお、Saved Info機能は現在、英語のみで利用可能。しかしリージョンロックがかけられているわけではなく、Web上で保存する情報を設定することはできますが、日本語で記載しても適切に文章は英語に変換されるほか、日本語での応答には適用されません。ただ英語での応答ではきちんとSaved Infoの情報を読み取ってくれているようです。

要約: 猫っぽく話して語尾に「ニャン」をつけて

「働きたくないでござる」に対して「~がありますよ。ニャン。」と後付けかつ不自然ながら従ってくれている。Geminiくんはロールプレイ苦手だからね、かわいいね

 なお、「Saved Info」機能はGeminiの「Recall(リコール)」機能とは異なることに注意が必要です。Recall機能は過去の会話を新しい会話で参照したり、以前のチャットを要約したり、過去に話し合った内容を継続して発展させたりできる機能です。このRecall機能は現在もAdvancedユーザーに限定されたままとなっているようです。

 Googleは近年、Gemini Advancedの機能を段階的に無料版にも展開する傾向にあり、今回の「Saved Info」機能の一般開放もその流れの一環といえるでしょう。今後も他の高度な機能が無料ユーザーにも提供されることに期待が高まります。というかさっさとGoogle HomeとAndroid AutoにGeminiを導入してくれ!!

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