Googleの生成AIであるGeminiが、Androidタブレットや折りたたみ式スマホでGeminiを簡単に画面分割できるようにする機能の提供を始めたようです。9to5Googleが伝えています。
すでにこの機能はSamusungのGalaxy Z Fold 6に先行導入されていたものの、これから他のメーカーのAndroid搭載折りたたみ式デバイスやタブレットにも展開されるようです。
今回のアップデートによって、Geminiを電源ボタンや声で起動した際のオーバーレイにハンドルバーが追加されます。これをドラッグすることでGeminiとの会話画面を簡単に画面分割できるというもの。例えば読書や動画視聴中に、Geminiから情報を調べるのにとても便利な機能です。
現時点で利用できる端末はGalaxyの一部折り畳みデバイスに加えて、Pixel TabletおよびPixel Foldにて使用可能。また折り畳みデバイスに関しては、画面を閉じている際でも画面分割を利用できます。とはいえ、本来は折りたたみスマホやタブレットなど大画面デバイスに限定されるべき機能ではあるので、ちょっと不思議に感じるところではありますが。
Googleは生成AIを本気で開発する姿勢を見せており、Googleの多くのアプリをGeminiと連携できるGemini拡張機能を提供したり、豊富なリソースの暴力で他社では有料のサービスやAPIを試験的に無料で提供したりと、さすがIT大手といった貫録を見せています。
音声でやり取りが行えるGemini Liveも日本語での提供を開始しています。Geminiを起動後、右下のボタンからGemini Liveを起動できるようになっています。