Appleが開発中と噂されているVR/ARヘッドセットに関して、同端末に搭載される予定のOS名称が「xrOS」に変更された可能性があると、Bloombergが伝えました。
これは、Appleの関係筋がBloombergに匿名を条件として伝えた情報によって判明したもの。
元々AppleのVR/AR向けOSは、「realityOS(略称rOS)」となる見込みであり、2021年末に同名称の商標が出願されたことも明らかとなっていました。
しかし、Deep Dive LLCという会社が、複数の国において「xrOS」を商標として出願していたことも判明。Appleは、正式発表前の同社の製品名などを複数の子会社を利用して出願するケースが多く、今回のこの商標登録の背後にはAppleがいると考えられています。
この名称変更についてBloombergは、Appleが開発するOSがVRデバイス・ARデバイスのどちらにおいても利用できるように開発されていることを示した上で、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)、両方の意味を持つ「XR」をOS名に変更したのには納得できるとしています。
AppleのVR/ARヘッドセットは、たびたび開発の遅延が伝えられているものの、2023年上半期までには発表されるとの見方が強まっており、正式発表に向けた動きに注目が集まっています。