文部科学省は、「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について (令和4年12月13日)」を公開しました。
調査では、ゲームをプレイすること、インターネット、スマホを使用すること、新聞を読まないことによって発達障害「的」な児童が増えるとの主張があります。
この内容について「日本行動嗜癖・依存症学会」は、科学的エビデンスに基づかない記述であり、行政が非科学的主張をすることは断じてあってはならず、該当箇所の削除や訂正を求めました。
同学会によれば、科学的研究において確認されている問題は「スクリーンタイムが長い児童は、運動不足になる傾向にあり、BMIが高くなる」のが主。ゲーム、インターネット、スマホの利用によって情緒、知能、行動面へ悪影響があるという科学的な報告や、特別な支援が必要が生じるといった報告も存在していないと指摘。
調査における非科学的記述は、ゲーム、ネット、スマホは悪いもの、新聞を読むことは良いことといった思い込みが根幹にあると同学会は推定しています。