OnePlusは、同ブランドとしては初めてのタブレットである「OnePlus Pad」を発表しました。タブレットでは見たことのないカメラデザインやAndroidタブレットしては最速タイのリフレッシュレートなどが特徴です。
パフォーマンス
OnePlus PadはDimensity 9000を搭載したハイエンドタブレット。処理性能的に同等もしくはそれ以上のAndroidタブレットは、Lenovoの14.5型タブレット「Lenovo Tab Extreme」かGalaxy Tab S8シリーズ程度、AnTuTuベンチマークスコアも100万点を超える機種です。
メモリはLPDDR5の12GB、ストレージはUFS3.1の128GB。SDカードによる拡張には非対応。
ディスプレイ
ディスプレイは11.61インチの液晶。特徴的なのがアスペクト比で、Androidタブレットとして世界初めてを謳う7:5のアスペクト比を採用しているとアピール。無理やり長辺を16に合わせたとき、だいたい16:11ほど。最近WindowsノートやAndroidで増えてきた16:10以上、4:3(=16:12)なiPad以下という感じでしょうか。
また、同時にリフレッシュレートも最速タイの144Hzを実現しています。画面占有率は88%となかなかに優秀。ベゼルの厚みもぱっと見等しく、正面からの見栄えも完璧です。
ソフトウェア
プリインストールOSはAndroid 13ベースでOnePlus独自のOxygenOS 13.1。競合他社に倣い、分割画面などタブレットに最適化した機能を備えます。
また、近日のアップデートにて、OnePlusスマートフォンと自動で接続し、画像などのファイルを即時に転送する機能、スマートフォンと同じアカウントを使って、モバイルホットスポットなしに5G通信ができる機能などが登場予定とのこと。
アクセサリー
このほか、純正アクセサリーとしてスタイラスペンの「OnePlus Stylo」と専用キーボードの「OnePlus Magnetic keyboard」が登場。OnePlus Magnetic KeyboardはOnePlus Pad本体と同じ色合いを再現したキーボードで、タッチパッドが付属します。
いずれのデバイスも詳しい情報は明かされていませんが、OnePlus Styloは親ブランドであるOPPOが販売している「OPPO Pencil」の外観と酷似しています。わざわざブランドによってペンのスペックを変える必要はないでしょうから特に不思議ではありませんね。
OPPO PencilはXiaomi PadやiPad Airなどと同様にタブレット本体側面で充電する形式をとっており、物理ボタンがない代わりにApple Pencil(第二世代)のようにペン本体をダブルタップすると消しゴムなどツールの変更ができます。
デザイン
デザインはタブレットとしてはかなり異質。最近の中華タブレットのトレンドに反し、かなり丸みを帯びた側面を採用していますが、アルミ素材ということもあって非常に上品な仕上がりになっています。
本体色はOnePlusらしい「Halo Green」の1色のみ。カメラを中心として、溝が円形に刻まれているのが特徴です。
本体重量は555g、厚みは6.54mm。11型のOPPO PadやXiaomi Pad 5はそれぞれ507g/511gであるため、画面サイズが11.61型であることを抜きにしても多少重いですが、この理由は本体素材の品質の高さにありそうです。
スペック
バッテリーは9510mAh。1か月のスタンバイや12.4時間の動画再生をアピールしています。さらに、67W SUPERVOOCに対応。一般的なスマホの2倍以上の容量を60分ほどで充電できます。
背面カメラは1600万画素、インカメラが800万画素と、カメラ性能に関しては表裏ともに特筆すべき事項はありませんが、インカメラはGalaxy Tab S8 UltraやiPad(10世代)のように、横向きにしたときにカメラが上にくるような配置になっています。
生体認証は顔のみ。いかんせんインカメラが縦持ち時に左右に位置するので、手で塞いでしまうこともありそうではあります。
本体はクアッドスピーカーを搭載。Dolby Vision・Atmosに対応し、最高のエンターテイメント体験を提供するとアピールしています。
OS | OxygenOS 13.1(Android 13ベース) |
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SoC | Dimensity 9000 |
メモリ | 8GB |
容量 | 128GB |
画面 | 11.61型 (2800×2000) 7:5,144Hz |
カメラ | 1600万画素 |
インカメラ | 800万画素、顔認証 |
電池 | 9510mAh,67W充電 |
寸法 | 258×189×6.54mm,555g |
5G | 非対応 |
LTE | 非対応 |
3G | 非対応 |
その他 | スタイラスペン対応 |
OnePlus Padは今年4月販売開始予定で、アクセサリーを含めて現時点での価格は不明。参考までに、OPPO Padの中国国内での販売価格が2499元(4万8000円)ほどであり、これを優に超すのは間違いないでしょう。