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アイワ、スマホ第二弾「aiwa phone B-2」登場。ラバー塗装、UNISOC T310で1万9800円

 aiwaデジタルブランドを保有するJENESIS株式会社は、Android 12を搭載したAndroidスマートフォン「aiwa phone B-2」を発売しました。すでにaiwaデジタルダイレクトでは取り扱いを先行開始しており、量販店や各ECサイトでは5月15日より販売予定。

 aiwaは、かつて高い知名度を誇ったオーディオ機器ブランド。昨年6月末にJENESISが商標使用権を取得したのちは、タブレットやスマホ、PCなどを販売しています。

 aiwa phone B-2が搭載するSoCは、中国UNISOCのUNISOC T310。ごく安価な中華タブレットなどで見かけるチップで、2GHzのCortex-A75×1と1.8GHzのCortex-A55×3のクアッドコア構成。処理性能はお世辞にも高いとは言えません。

 ディスプレイは6.5インチの液晶。解像度はHD(1600×720)。インカメラは安価な機種でしか見かけないティアドロップ型で、下部ベゼルはかなり分厚く、安っぽさを演出します。

 カメラは1300万画素のメインと200万画素のマクロの2眼。フロントカメラは800万画素。バッテリーは4000mAhと、5000mAh前後が当たり前となったAndroidスマートフォンとしてみるとちょっと寂しめです。

 令和も5年目ですが、ストレージはわずか32GB。しかもAndroidの実行に必要な容量がふつうは10~15GB以上を占めるため、アプリもたいしてインストールすることはできなさそうですが、32GB以上のmicroSDXCに対応するmicroSDカードスロットを備えており、まだ救いはあります。実行メモリは4GB。

 USB Type-Cポートや3.5mmイヤホンジャックを備えます。4G対応バンドはB1/B3/B5/B7/B8/B19/B28B/B34/B38/B39/B40/B41で、auで利用するうえで必須のB18/26に非対応。

 プリインストールOSはAndroid 12。第一弾で登場した「JA2-SMP0601」は、搭載SoCが同じでAndroid 12 Go Editionを搭載していましたが、まさかのGo Editionから通常版に変わったのみ。

 今モデルでアピールされているのが本体デザイン。ラバー塗装を採用し、傷が付きづらく滑らかなさわり心地を実現したとうたいます。本体色はマットブラックな「midnight」と、肌色に近い「sand beige」の2色を用意。

 本体価格は1万9800円。先代のJA2-SMP0601は1万6300円ですが、スペックの進化はまさかのメモリ容量が倍増(2GB→4GB)しただけ。そもそものスペックが低すぎる感があります。期待されていた音質面の強化も特に無いようです。背面デザインは良い感じなんですけどね……。

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