インドのスマートフォンメーカーLavaは、新型の5Gスマートフォン「Storm Play 5G」および「Storm Lite 5G」を発表しました。Storm Lite 5Gが7999ルピー(1万3000円)、Storm Play 5Gが9999ルピー(1万7000円)ほどと、5G端末の大衆化を目指している端末であることが伝わります。GSMArenaが伝えています。
Storm Play 5GはMediaTek Dimensity 7060を搭載し、同SoC搭載としては世界初の1万ルピー以下モデルとLavaは主張しています。ただし、実際にはMotorola Moto G56が先行して搭載済みです。インドでの宣伝において「世界初」「インド初」といううたい文句はとても好まれるので、こう記載したのでしょう。メモリは6GBのLPDDR5、ストレージは128GBのUFS 3.1という構成。
Storm Lite 5GはMediaTek Dimensity 6400を搭載し、こちらはインド初搭載とのこと。おや?小っちゃく書かれた注釈がありますね、見てみましょう。
Source:Techarc(Smartphones under 8K)とのこと。つまり、8000ルピー以下のスマホではインド初らしいです。すでにインドではDimensity 6400を搭載したrealme P3xが投入されています。つまり全然嘘みたいなもんですね。なんて狡い。メモリは4GB、ストレージは64GBまたは128GBを選択可能。
両機種とも6.75インチHD+(1612×720)の液晶ディスプレイを採用し、120Hzリフレッシュレートに対応。ノッチデザインを採用しています。このクラスでHD+解像度なのは少し残念ですが、価格を考えれば妥当でしょう。しかし120Hzに対応させるぐらいならFHDであるほうが良いと思うのですが、事情でもあるのでしょうか。なおいずれもティアドロップ式のインカメラで、安っぽさを感じます。
Storm Play 5Gは5000万画素メインカメラに200万画素セカンダリーカメラの2眼構成、フロントカメラは800万画素。Storm Lite 5Gはメインカメラのみの5000万画素単眼で、フロントカメラは500万画素となっています。
両機種とも5000mAhバッテリーを搭載。Storm Play 5Gは18W、Storm Lite 5Gは15W充電に対応します。IP64等級の防水防塵性能を備え、側面指紋センサーを搭載。Storm Play 5Gは2色、Storm Lite 5GはAstral BlueとCosmic Titaniumの2色展開となっています。Lava Storm Playの背面は安っぽさをあまり感じず、それでいて独創的なデザインで好感が持てます。
一方Lava Storm Liteはよくある感じですね。
プリインストールOSはAndroid 15で、広告やブロートウェアなしのクリーンな環境を提供するとアピール。1回のOSアップデートと2年間のセキュリティアップデートが保証されています。また、Lavaの無料ホームサービスも付帯します。
価格はStorm Lite 5Gが7999ルピー(約1万5000円)から、Storm Play 5Gが9999ルピー(約1万9000円)となっています。いずれも期間限定価格とされており、AmazonインドでStorm Liteは6月24日、Storm Playは6月19日から販売開始予定です。
スペック表は以下の通り。
Lava Storm Play 5G | Lava Storm Lite 5G | |
---|---|---|
OS | Android 15 | Android 15 |
SoC | Mediatek Dimensity 7060 (6 nm) | Mediatek Dimensity 6400 (6 nm) |
メモリ | 6/8GB | 4GB |
容量 | 128/256GB | 64/128GB |
画面 | IPS LCD 6.75型 720 x 1600 最大120Hzリフレッシュレート |
IPS LCD 6.75型 720 x 1600 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+200万画素 | 5000万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 500万画素 |
電池 | 5000mAh 18W有線充電 | 5000mAh 15W有線充電 |
寸法 | 168.8 x 78.1 x 8.3mm、196g | 168.8 x 78.1 x 8.3mm、196g |
その他 | イヤホンジャック搭載、生体認証(指紋)、IP64防水 | イヤホンジャック搭載、生体認証(指紋)、IP64防水 |