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motorola edge 60/s Pro発表。多波長測定、画像生成AI、価格約8万円

 モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社は、AI機能を大幅に強化したフラッグシップスマートフォン「motorola edge 60 Pro」およびソフトバンク向けの「motorola edge 60s Pro」を日本市場に投入すると発表しました。

 2024年のmotorola edge 50 Proシリーズの後継に位置づけます。「motorola edge 60 Pro」はモトローラ公式オンラインストアなどで7月4日より発売され、価格は7万9800円です。ソフトバンク向けの「motorola edge 60s Pro」は7月11日発売予定。

 「motorola edge 60 Pro」シリーズは、デザイン面では、左右だけではなく上下もラウンド、湾曲した「クアッドカーブデザイン」を採用します。ディスプレイには、6.7インチのSuper HD+有機ELパネルを採用し、鮮やかで没入感のある表示を可能にするとしています。特筆すべきはその輝度で、ピーク輝度は最大4500nit。濡れた手でも正確な操作が可能な「ウォータータッチ機能」も搭載します。

左:iPhone 16 Pro

 本体カラーはPANTONE社監修の4色。人工皮革素材の背面に、各色ごとに巧みに加工処理を変えているのが好感です。

 青はあまり見ない色合いで、布やモトローラのかつてのカーボンを若干彷彿させる独特の背面処理で完成度は高いと思います。

 白はしっとり。なお国際版には紫があったが国内版は定番色に。

 緑もきれいですね。どれも素材感にもこだわり、微妙に趣向を変えながら高級感を演出しています。

 カメラ機能は「moto AI」によって大幅に進化。メインカメラには、ソニー製の高画質センサー「LYTIA 700C」(5000万画素、光学式手ブレ補正OIS搭載)を採用。超広角カメラも5000万画素で、前モデルから大幅向上。マクロ撮影にも対応し、さらに1000万画素の3倍光学望遠カメラも備え、最大50倍ズームを実現します。ペリスコープ望遠には劣るもののある程度は望遠鏡的な利用が可能。3倍という画角は日常的な利用だと重宝しそうですね。

 フロントカメラも5000万画素と高解像度で、セルフィーの品質向上にも貢献。加えて、LEDフラッシュの場所に「マルチスペクトル3-in-1センサー」を搭載。これを用いることで周囲の光や色味を測定して露出やホワイトバランスを調整。室内照明などによるフリッカー(ちらつき)も抑制するほか、動画撮影時の色味の調整にも貢献します。

 MediaTek社の高性能チップセット「Dimensity 8350 Extreme」を搭載。5000mAhのシリコンアノード電池の大容量で、モトローラ独自の125W TurboPower急速充電に対応。これにより、わずか28分でバッテリー残量1%から100%までの充電が可能。

 耐久性も重視されており、米国国防総省制定のMIL-STD-810H規格に準拠した堅牢性を備えるほか、IP68・69等級の優れた防水防塵性能も有しています。

 AI体験の進化も「motorola edge 60 Pro」シリーズの大きな魅力です。GoogleのAIアシスタント「Gemini」との連携により、電源キーの長押しで手軽にAI機能を呼び出せるほか、本体側面には専用の「AIキー」を搭載(edge 60 Proのみ)。このAIキーからは、最新情報を基にした対話型AI検索エンジン「Perplexity」を起動できます。長押し・二度押しはmoto AIに割り当て可能で、アップデートによってCopilotにも対応予定。

 Perplexityは、ソフトバンク版では1年間、オープンマーケット版では3ヶ月間の無料利用期間が提供される予定です。「moto AI」は、「キャプチャー」「クリエイト」「アシスト」の3つの主要カテゴリで多彩な機能を提供します。

 「キャプチャー」では、AIが被写体の動きをリアルタイムで認識し、動きのある被写体に対して最適なシャッタースピードに自動調整することでブレの少ない写真を撮影できる「アクションショット」、集合写真で全員が目を開けているよう撮れる「グループショット」、そして利用者の好みの色味やスタイルをAIが学習し、撮影時に自動で写真補正を施す「シグネチャースタイル」などが利用可能になるそうです。

 特にシグネチャースタイルは、自分の好みの色味の画像を設定し、AIがそれを参照して好みに近い色味に仕上げてくれるというリファレンス的な機能で、発想が非常に面白いです。最近ではRAWからの利用者の現像のクセ・傾向を学習させた学習ソフトが自動的に現像してくれるようなPC用ソフトも出ているぐらいで、AI時代の先端トレンドを踏まえた発想の機能と言えそうです。現時点では「グルメ」「縦長」「横長」の3種類に限定されていますが、今後の進化を期待したいところです。

 静止画HDR処理の工程はAIによって強化。動画においては適切な露出調整にAIを用います。

 「クリエイト」は、「イメージスタジオ」という統合画像生成アプリを用意。AIがオリジナルの壁紙やテーマを生成する「スタイルシンク」や、入力したテキストに基づいてAIが画像を生成する「マジックキャンバス」機能を搭載します。

 「アシスト」機能では、会議や会話の音声を録音し、AIが自動で文字起こし、翻訳、さらには要約まで行う「Pay Attention」、スマートフォンに届く様々な未読通知をAIが整理してまとめてくれる「Catch me up」、写真やメモ、ウェブサイトのスクリーンショットなどを簡単に保存し、後からAIが内容を理解して検索しやすくする「Remember This」といった、日々のタスクを効率化する機能が用意されるとしています。

 これらのAIのうち、多くはオンデバイス処理となりますが、クラウドも混在。

 プロモーション展開として、日本独自のアンバサダーに目黒蓮さんを引き続き起用し、「motorola edge 60 Pro」シリーズのCMも放映予定とのことです。「motorola edge 60 Pro」はモトローラ公式オンラインストアのほか各種家電量販店などで取り扱い予定。MVNOではIIJmioでの取り扱いが決定しています。

 全体としては、同じくレノボ傘下で実質的な兄弟会社となったFCNTのarrows AlphaとSoCや撮像素子などの共通点を多く持つモデルとなっていますが、arrows Alphaがフラットディスプレイであるのに対して本機はエッジディスプレイでよりスタイリッシュなデザイン、急速充電スピードも上回るなど、雰囲気は異なるモデルとなっています。

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