日本投入はよ!
Xiaomiは、4月18日に行われていた新製品発表会において、Xiaomi Pad 6およびXiaomi Pad 6 Proを発表しました。
ちなみに先代のXiaomi Pad 5は日本でも販売されており、Xiaomi Pad 6無印はすでに海外販売が濃厚であるため、日本への投入も期待できます。
パフォーマンス
Xiaomi Pad 6はSoCにSnapdragon 870を搭載。Snapdragon 870は2020年に発表された製品ですが、そもそもが2019年夏のSnapdragon 865 Plusのアップグレード版。先代がこれもSnapdragon 855のマイナーチェンジにあたるSnapdaragon 860を搭載していたため、性能はそれほど大きく上がっていません。メモリは6GBと8GBで、ストレージは128GBと256GB。
一方、Xiaomi Pad 6 ProではSnapdragon 8+ Gen1を採用します。処理性能だけを考慮したとき、現在販売されているAndroidタブレットの中では最も高い性能をZTE Axon Padと同着で実現することになります。AnTuTuベンチマークスコアは110万点を超えます。
メモリは8GBと12GB、ストレージは128GBから512GBまで。
ディスプレイ
ディスプレイのスペックは無印・Proともに同一のスペック。2880*1800と2.8Kの11インチ液晶を備えます。先代は2560×1600のWQHDでしたが、若干画素密度が向上した形になります。
特徴的なのがリフレッシュレートで、これまでは120Hzでしたが、XIaomi Pad 6では144Hzに。さらに7段階での可変リフレッシュレートも可能。
このほか、10億色の色表示やDolby Visionに対応。MEMC(フレーム補間)も備えるようになりました。また、CIE 2015カラーカーブをもとにカラーキャリブレーションが行われているといい、正確な色表現を行えるとしています。
カメラ
カメラはモデルによって性能が異なります。Xiaomi Pad 6無印の背面カメラは1300万画素のみですが、Xiaomi Pad 6 Proは5000万画素+200万画素深度測定という構成。
大きく手が入ったのがインカメラ。無印は800万画素、Proは2000万画素ですが、最近のタブレットで増えてきた、ウェブ会議時などに約立つ、横置き時にカメラが上部にくる配置になりました。iPadの一部モデルと同様に、人物を認識して画面の中央にセンタリングする機能を備えます。
バッテリー
バッテリーはXiaomi Pad 6無印が8840mAh、Proが8600mAh。先代から変わらず、無印は33W、Proは67Wの充電に対応します。
新しく、Xiaomi製品初の「ディープスリープモード」を備えます。これは、一定時間端末を使っていない場合、消費電力を低減する機能。これにより、最大49.9日の待機が行えるとしています。
ソフトウェア
プリインストールOSはMIUI 14 Pad。Xiaomi Pad 5世代ではMIUI for Padという名前でしたが、若干命名規則が変更されています。
これまでも、3本指ジェスチャーや画面分割など、タブレットに最適化された機能を提供していましたが、MIUI 14 Padでは左右の3本指ジェスチャーや、テキストやファイルのアプリ間のドラッグアンドドロップによるコピー、最大4つのアプリケーションの同時使用が実現するようです。
ハードウェア
また、すべてのモデルでUSB 3.2 Gen1に対応し、USB Type-C対応ディスプレイに画面を出力できるDP Alt Modeが利用できるようになりました。競合となるiPadやGalaxy Tabに対し、明確な弱点として存在していた問題が一つ解決しました。
無印はWI-Fi 6とBluetooth 5.2まで、ProはWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応。先代Xiaomi Pad 5では無印がクアッドスピーカー、Proがオクタスピーカーを搭載していましたが、今世代ではいずれも4基で、特に差別化は施されていません。
Xiaomi Pad 6 Proは側面に指紋認証を備えます。いずれのモデルも、顔認証については言及されていませんが、この傾向は顔認証が使える代Xiaomi Pad 5でも同様。とはいってもカメラの位置がアブノーマルなXiaomi Pad 6シリーズにて、顔認証が本当に採用されるかは謎。生体認証はどれか1つあるだけでも大違いなので、精度が低かろうが乗せてほしいところです。
デザイン
本体デザインは大幅に進化。先代の背面素材はプラスチックで、高級感はあまり感じませんでしたが、今世代ではオールメタルボディを謳います。カメラ周りのデザインはXiaomi 13世代のものと共有しており、見てくれだけはハイスペックに感じますが、無駄にデカいカメラの出っ張りは邪魔になりかねません。
本体色はブラック、水色、ゴールドの3色。いずれも若干明るめです。本体重量は先代より20g以上軽量化し490g、厚みも若干薄くなり6.85mmから6.51mmへ。
アクセサリー
アクセサリーはタッチパット付きキーボードと、Xiaomiとしては第二世代のスタイラスペンとなるXiaomi Inspiration Stylus(第2世代)を用意。
キーボードはタッチパッドのほかにNFCが内蔵されており、対応するスマートフォンをかざすだけでファイルの転送が行えます。
また、第二世代のXiaomi Smart Penでは、主に機能性と充電速度が強化。150時間の連続使用をアピールし、1分の充電で7時間使えるようになったとします。
さらに、手書き機能が強化され、手書き用のエリアで書き込む必要がなくなり、画面のどこで手書きしようが文字を入力できる機能が追加されたほか、おそらく一部アプリ限定で、ペンで塗りつぶすことで文字を消したり、改行を現すリターン記号(⏎)を書くことで改行できたりといった機能が利用できるようです。これは便利そうですが、グローバル市場ではこの機能は使えなさそう。
価格
価格はXiaomi Pad 6がメモリ6GB/ストレージ128GBのモデルで1999元、日本円にして3万9000円。Xiaomi Pad 6 Proは2499元(4万8000円)から、メモリ12GB/ストレージ512GBの3399元(6万6000円)までのモデルを用意。
USB 3.2 Gen1の対応や144Hzリフレッシュレート対応ディスプレイなど、強化した点がありながら、中国での価格を維持している点は魅力的。Xiaomi Pad 6 Proにおいても、5万円を切る価格でSnapdragon 8+ Gen1を搭載しているのは非常にコスパに優れています。
すでにXiaomi Pad 6とみられるデバイスはFCC認証を通過しています。また、Xiaomi Japanでは、比較的早い時期よりXiaomi Pad 5専用のXiaomi Smart Penの取り扱いが終了していました。そのため、日本を含めたグローバル市場への早期の投入も期待できる状況です。今後の情報に期待したいところです。
スペック表
Xiaomi Pad 6 | Xiaomi Pad 6 Pro | |
---|---|---|
OS | MIUI 14(Android 13ベース) | |
SoC | Snapdragon 870 | Snapdragon 8+ Gen1 |
メモリ | 6/8GB | 8/12GB |
容量 | 128/256GB | 128/256/512GB |
画面 | 11型( 2880×1800 ) 液晶 144Hzリフレッシュレート 240Hzタッチサンプリングレート 10億色色表示 |
|
カメラ | 1300万画素 | 5000万画素+200万画素深度測定 |
インカメラ | 800万画素 | 2000万画素 |
電池 | 8840mAh、33W | 8600mAh、67W |
寸法 | 253.95×165.18×6.51mm, 490g | |
本体色 | 金、水色、ブラック | |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、指紋認証 |
価格 | 1999元(3万9000円)~ | 2499元(4万8000円)~ |
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