Xiaomiは、8月14日に「Xiaomi Pad 6 Max 14」を発表することを告知しました。その名の通り、14インチディスプレイを採用した大型のAndroidタブレットで、Xiaomiならではの価格の安さに期待が持てます。
Xiaomi Pad 6 Max 14の仕様はすでに多くが明らかになっており、ほとんどのスペックはすでに販売開始済みのXiaomi Pad 6 Proと共通。そのため、「Xiaomi Pad 6 Proをそのまま大きくしたもの」という印象が色濃く漂います。
SoCはSnapdragon 8+ Gen 1、ディスプレイは液晶で、144Hzのリフレッシュレートに対応。
名前が示す通り、14インチの巨大なディスプレイを搭載しています。ここで気になるのが画面解像度。14インチともなれば、解像度をある程度上げなければ画素密度が低下してしまいますが、Snapdragon 8+ Gen1は、QHD+解像度において最大144Hzリフレッシュレートに対応するため、Xiaomi Pad 6 Proの2.8K(2800×1880)の時点でこれ以上上げることは難しいのかもしれません。
バッテリーは10000mAh、67Wの急速充電に対応。この速度は前世代のXiaomi Pad 5 Proより対応しているため、特に目新しさは感じさせませんが、Xiaomi Pad 6 Max 14はなんと33Wの逆充電に対応しているといいます。もはやそこいらのモバイルバッテリーに準じる給電速度で、モバイルバッテリーの代わりとしても使えるレベルです。
このほか、8基のスピーカーによる表現力をアピールする他、巨大なディスプレイを用いた「4方向画面分割」をウリにするようです。筆者としては、クラリオン製ナビに搭載されている「Quad View」を連想しましたが、デスクトップモードに頼らずこのような機能を搭載するタブレットは見かけない気がします。
14インチ以上の大型タブレットといえば、Galaxy Tab S9 UltraやLenovo Tab Extremeが思い浮かびますが、それらとは異なり液晶ディスプレイを採用しており、かつ型落ちになったタイミングのSnapdragon 8+ Gen1を搭載する点からも、10万円を超える両機からふたまわりほど安い価格設定になることを期待しています。