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楽天証券とみずほ証券、資本業務提携強化へ。楽天証券の上場は一旦断念

 みずほフィナンシャルグループの連結子会社みずほ証券は、楽天グループの楽天証券ホールディングスとの戦略的な資本業務提供を強化すると発表しました。

 これにより、楽天証券HDが保有する楽天証券株式会社普通株式の約29.01%をみずほ証券に追加譲渡。譲渡金額は870億円を見込みます。譲渡実行日は関係当局の承認を前提として2023年12月15日予定。

 みずほ証券による本株式取得後の楽天証券に対する楽天証券HDの出資比率は51%になるとのこと。

 あくまで今回の出資は、両社の持つ強みを相互に持ち寄ることで、それぞれのサービスを連携させたサービスの共同実現が掲げられています。

 しかし楽天グループは楽天モバイルへの投資金額が嵩み、グループ全体の経営に影響を与えているのも事実で、そういった経営状況が今回の動きの一因であるとも推定できます。

 楽天証券HDは、東京証券取引所への株式上場を目指して新規上場申請を提出していたものの、本日付けで上場申請を一旦取り下げることを役員会で決議したとしています。

情報元楽天
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