Xiaomiは、インドにて4G通話に対応した廉価タブレット「Redmi Pad SE 4G」を8月8日から販売開始すると発表しました。
Redmi Pad SE 4Gは、MediaTek Helio G85を搭載したエントリークラスのタブレット。製品名をパッと見ただけでは、日本でも販売されている「Redmi Pad SE」にセルラー通信機能を付加しただけのモデルに見えますが、その実態は全く異なります。
「Redmi Pad SEは、11インチのタブ」「Redmi Pad SE 4Gは、8.7インチを搭載する小柄なタブ」という別物となっています。
Redmi Pad SE 4Gに搭載されているHelio G85の性能は、Amazonでよく見る中華タブレットと同等かそれ以下。ゲームなどは厳しく、動画鑑賞や漫画などに用途を絞る必要がありそうです。
ちなみに、Redmi Pad SEに搭載されているSnapdragon 680のほうが処理性能が高くなっています。
普通タブレットにおいてセルラー通信機能付きモデルといえば、本来は同等スペックではないの?と思ってしまうところ。基本的にはそうだと思います。しかし、5G全盛の今、わざわざ4Gの製品ですから、安物を求める人たちが想定ターゲットなのでしょう。セルラー通信非対応モデルよりも性能が劣るというのは、そういうことかもしれませんね。
メモリは4GB、ストレージは64GBまたは128GBの2種類から選択できるほか、最大1TBのmicroSDカードに対応。
ディスプレイは8.7インチと小柄な液晶を採用。解像度は1340×800と控えめである一方、リフレッシュレートは90Hzとスムーズな操作を実現します。
背面カメラは800万画素の単眼で、最大1080p30fpsの動画撮影が行えます。インカメラは500万画素。本体はステレオスピーカーで、Dolby Atmosに対応しています。また、IP53規格の生活防水に対応しています。
バッテリー容量は6650mAh。この価格帯のタブレットに急速充電など当然なく、充電速度は最大10W。USB Type-Cポートを備えています。
本体カラーバリエーションはブラック、ブルー、グリーンの3色。グリーンのみ、メモリ4GB/128GBモデル限定となっています。価格は4/64GBモデルが1万999ルピー、日本円にして1万9400円ほどとなっています。「性能はほぼ度外視だが通信通話のできる小柄な安いタブが欲しい」というニーズには着実に応えてくれそうです。
Redmi Pad SE 4G | Redmi Pad SE | |
---|---|---|
OS | Xiaomi HyperOS (Android 14ベース) | MIUI Pad 14 (Android 13ベース) |
SoC | MediaTek Helio G85 | Snapdragon 680 |
メモリ | 4GB | 4/6/8GB |
容量 | 64GB/128GB | 128GB |
画面 | 液晶 8.7型 1340×800 最大90Hzリフレッシュレート |
液晶 11型 1920×1200 最大90Hzリフレッシュレート |
カメラ | 800万画素 | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 | |
電池 | 6650mAh 10W充電 | 8000mAh 10W充電 |
寸法 | 211.58×125.48×8.8mm 370g | 255.53×167.08×7.36mm 重量記載なし |
5G | 非対応 | 非対応 |
LTE | B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/66, B38/40/41 | 非対応 |
3G | B1/2/4/5/6/8/19 | 非対応 |
その他 | イヤホンジャック搭載, 顔認証, 最大1TBまでmicroSDXCカード対応 |
イヤホンジャック搭載,顔認証, 最大1TBまでmicroSDXCカード対応 |