マイクロソフトは、Surface Pro (第11世代)のラインナップに新たに12インチモデルを、そしてSurface Laptop (第7世代)のラインナップには13インチモデルを追加することを発表しました。
Surface Proの12インチモデルは、かつてのSurface Pro 7/7+(12.3インチ)を彷彿とさせるサイズ感です。特筆すべきは、キーボードを除く本体重量が686gと、Surface Proシリーズにおいて歴代最軽量を実現している点です。
さらに、価格も799ドル(約11万6000円)からと、キーボードは別売りであるものの、非常にリーズナブルな価格となっています。
その一方で、13インチモデルと比較して、SoCの性能が抑えられている点や、買い切りのOfficeが付属しないなど、コストダウンが図られています。とはいえ、第11世代Surface Proの13インチモデルが最小構成でも20万7680円からであることを考慮すると、エントリーモデルとして十分な魅力を持つでしょう。
Surface Laptop (第7世代)の13インチモデルは、既存の13.8インチモデル、15インチモデルに加わる新たなラインナップとなります。重量は約1.22kgで、これはMacBook Air 13インチモデル(1.24kg)を意識した設計と考えられます。
価格は899ドル(約13万円)からとなっており、こちらはSurface Proとは異なりキーボード一体型の従来型ラップトップでありながら、昨今のラップトップ市場においては比較的控えめな価格設定です。ただし、こちらもSurface Proと同様に、SoCの性能を抑えるなどのコストダウンが図られています。
コストは抑えられていますが、レポート作成が主な学生や、ウェブブラウジングや動画視聴が中心のライトユーザーにとっては、十分魅力的なモデルと言えるでしょう。従来、MacBook Airと比較してSurfaceはやや高価な印象がありましたが、これらの新モデルの登場により、Surfaceも有力な選択肢として検討する価値があるのではないでしょうか。
Surface Pro(第11世代) 12インチ | Surface Laptop(第7世代) 13インチ | |
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OS | Windows 11 | Windows 11 |
ディスプレイ | 3:2タッチスクリーン (PixelSense LCDディスプレイ) |
3:2タッチスクリーン (PixelSense ディスプレイ) |
SoC | Snapdragon X Plus (8コア) | Snapdragon X Plus (8コア) |
バッテリー | ビデオ再生 : 最大16時間 Webブラウジング : 最大12時間 |
ビデオ再生 : 最大23時間 Webブラウジング : 最大16時間 |
カメラ | フロントカメラ : 1080p リアカメラ : 1000万画素 |
フロントカメラ : 1080p リアカメラ : なし |
重量 | 686g (キーボード抜き) | 1.22kg |
USBポート | USB-C(USB 3.2) x2 | USB-A(USB 3.1) x1 USB-C(USB 3.2) x2 |
カラー | バイオレット / オーシャングリーン / プラチナ |
バイオレット / オーシャングリーン / プラチナ |
生体認証 | 顔認証 | 指紋認証 (電源ボタン) |
その他 | Microsoft 365 Personal 24ヶ月サブスクリプション、 キーボード/スリムペン別売 |
Microsoft 365 Personal 24ヶ月サブスクリプション |
価格 | 799ドル(約11万6000円)~ | 899ドル(約13万円)~ |