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au田中社長「0円で安売りしても、ビジネス的には意味がない」

 KDDIの田中社長がインタビューに答えています。非常に興味深い内容となっています。

 販売を検討中と報じられていたiPadについて、田中社長は3Gネットワークとタブレットで何が出来るのか、それを消費者に訴求していくことが重要であることをアピール。

 タブレットを持ってもらうための端末代金、料金プランについて、

――タブレットなどの2台目、3台目の提案をしていく上で、料金にも手を加えるのか。

田中氏 料金もやらなければいけないが、いくつかのパズルを解く必要がある。安くすることはできるが、純増数を稼ぐために0円で出しても、ビジネス的にはあまり意味がない。

「iPhoneとAndroidはどう住み分け?」「iPadに関心も…」KDDI田中社長インタビュー 石野純也氏による一問一答

 0円で出しても、ビジネス的にはあまり意味がない!0円で出しても、ビジネス的にはあまり意味がない!大事なことなので二回言いました!

 わかっているそうです。わかっているわりには実質0円どころか一括0円、キャッシュバック付きが横行しているのがKDDIの現状ですが、特に危機意識はないようです。はい、代理店が勝手にやってるから関係ないんです。

 因みにこれ、去年12月のインタビュー。最近ではau版iPhone4Sの一括0円が大々的に行われたばかりです。もう考え変わっちゃったんでしょうか。

 他にも「iPhoneはAndroidと競合少ない」「Windows Phone8はブレイクするかも」「グローバルメーカーがガラケー機能をサポートする」など、面白い発言を多く引き出せているインタビューとなっています。HTC JとacroHDのことでしょうから、今読むと非常に納得できる内容です。

 元々グローバルメーカーのスマートフォンを個人的に愛用していたというマニアックな田中社長。小野寺社長の退任、田中体制における性急なマニア向けへのラインナップの変更、キャリアメール対応の放置などは批判の対象ではありましたが、アップデートでサービスに順次対応し、Sony Ericsson(acroHD以降から名実ともにSONY Mobile)とHTCというグローバルメーカーのいわゆる「ガラスマ」も手に入れるなど、通信方式の壁を破らんとする勢いの端末調達力を発揮しています。

 これからのKDDIが楽しみです。

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