Google が開発するPC向けOS Chrome OS を搭載したノートパソコン「Chromebook」の新製品が続々と発表されました。一時期は、見向きもされずに終わる OS と言われていましたがどうやら状況は変わってきているようです。
国内メーカーの東芝も参入
東芝は Chrome OS を採用した、Chromebook を発表しました。CPUは Haswell 世代の Celeron プロセッサ(1.4GHz)を搭載、2GB のメモリに 16GB のSSDを搭載しています。画面サイズは13.3インチ、画面解像度は 1366 * 768 となっています。特筆すべきはやはり279ドルという価格でしょうか。
PC大手のDELLも参入
知らない人はいないであろう、DELL も Chromebook を発表しました。CPUには Celeron 2955U を搭載。メモリは 2GB と 4GB のモデルを用意し、16GBのSSDを搭載しています。画面サイズは11インチとすこし小さめ。重量は1.3 kg で、バッテリー持続時間は10時間となっています。気になる価格は300ドル以下。
acer も新モデルを投入
かねてより Chromebook を投入していた acer は CES2014 で、新モデル Acer C720p を発表しました。CPUには Celeron 2955U を搭載。メモリは2GB、32GBのSSDを搭載しています。タッチスクリーンを搭載し、SDカードリーダも内蔵しています。
日本市場は果たして?
Chromebook は現代のコンピュータはネットワークにつながっていなければ何も出来ないという考えから、ハードウェアをなるべく簡素なものとし、ネットワーク上で負荷のかかる処理やデータの保存を行うというコンセプトの元、開発されてきました。
アメリカでは、その価格の安さもあってか、クリスマスシーズンギフトとして多くの数が売れたことで有名ですが、さて、この風は日本でも吹くのでしょうか。個人的には ATOK さえ動いてくれれば Chromebook でもいいかな……と思えてしまうあたり、確かにほとんどの作業をネットワーク上で行っているのかもしれません。
2014年もしかすると、Chromebook はダークホースと化す可能性は十分にあるのかもしれません。