Apple社のApple IDの二段階認証(2ステップ確認)が、日本でも利用できるようになりました。
二段階認証を設定した場合、Apple IDでiTunes StoreやiCloudに初めてログインする端末があった時、認証コードが発行され、その認証コードを入力すればログインできるようになります。つまりApple IDをパスワード以外の手段で保護できるので、不正アクセスの防止に役立ちます。
二段階認証を有効にする手順は以下の通り。
- My Apple IDにアクセス
- Apple IDとパスワードを入力してログイン
- 「パスワードとセキュリティ」→「2ステップ確認」→「利用を開始する」
- ガイダンスを進めていくと「2ステップ確認が有効になるまで3日間お待ち下さい」 と表示される
有効化に3日かかるのは、第三者が勝手に「2ステップ確認」の設定を行っていた場合に、Apple IDに紐付けられたメールアドレスに届いた通知メールから、「2ステップ確認」の設定を白紙化できるため、猶予が設けられているのです。
3日後に届く確認メールに従い、「信頼できるデバイス」を確認すると、「復旧キー」が発効されます。このキーはパスワードを忘れた場合のバックアップとなります。
今後Apple IDのログイン認証の際に、未登録デバイスからのログイン時、登録した「信頼できるデバイス」に認証コードが送付されるため、第三者による不正ログインを防止することができます。
また、Apple IDを利用し続けるにあたって、パスワード、「信頼できるデバイス」、「復旧キー」のうち、最低2つが必要となります。つまりパスワードと「復旧キー」をどちらも忘れてしまったり、片方を忘れた上に「信頼できるデバイス」を紛失してしまった場合は、Apple IDが使えなくなるということです。確かにセキュリティ性は高いですが、気を付けて設定する必要があります。
参考:Apple