先日、AKB48 5thアルバム 「次の足跡」劇場盤 発売記念大写真会(以下「写メ会」)がありました。AKB48の劇場盤アルバム特典といえば写メ会参加券です。メンバーと2ショットを撮れる貴重な機会ですが、写真を撮る際に使うカメラはファン自身の携帯なので、一眼レフカメラのような綺麗な写真を撮る事は出来ません。
しかし、折角の2ショットの機会なのに、「画質の悪いカメラで撮影会に挑んで顔がほとんど分からない」「綺麗に写真を撮れる端末でも、操作方法が難しくスタッフがピンぼけな写真を撮影して水の泡に」ということにはなりたくないですよね。ですので、今回は誰でも比較的簡単に、綺麗に撮れるスマートフォンをおすすめしていきます。
Apple iPhone 5s
Appleが発売したiPhoneシリーズの最新機種で、写メ会では安定のスマートフォンです。初心者でも上級者でも、綺麗に撮れるスマートフォンと言えるでしょう。写メ会のスタッフは当たり外れが激しく、思いっきりピンぼけの写真を撮って渡すスタッフもいるので、iPhoneのように使っているユーザが多く、スタッフも使い慣れている可能性のある事をふまえた簡単に写真が撮れるというポイントと、前モデルよりも光感度が向上、そしてセンサーも開口度も大きくなり、全体的に性能が向上した新モデルのiSightカメラを搭載しているため、写メ会を行う会場のような薄暗い場所でも比較的綺麗に撮れるポイントがあります。
iPhoneのカメラにはHDRという機能がありますが、HDRは3枚撮影してその比から合成を施し、美しい写真を生み出すというものですので、”3枚撮影する”という点では禁止事項の”連写”に値する可能性がありますので、明確な記載が無いグレーゾーンになりますし、またカメラロールにはオリジナルとHDR合成済みの2枚が残り、これもまたグレーゾーンですので、明暗の穏やかである写メ会の会場では、余程の事が無い限りHDRはOFFにしておいても大丈夫でしょう。
NTT docomo Xperia Z1 f SO-02F / Xperia Z1
NTT docomoが展開するXperiaシリーズの最新機種で、有効画素約2070万を有したシリーズ史上最高のカメラを搭載したスマートフォンです。既に次期モデルのXperia Z2が発売予定になっていますが、今現在(平成26年5月4日)のスマートフォンのカメラでは最強です。 SONYの高感度なイメージセンサー、Exmor RS for mobileと、画像処理エンジンのBIONZ for mobileを搭載することにより、薄暗い場所で撮影した際に出るノイズを軽減し、よりクリアな写真を撮影することが出来ます。前述のiPhone 5sの説明でも記述しましたが、写メ会を行う会場のような薄暗い場所でもノイズを抑えてクリアな写真を撮影する事が出来る事はポイントと言えるでしょう。
高感度イメージセンサーと明るいF値2.0のレンズを搭載したことによって、シャッタースピードが上がり、被写体のブレを抑えて撮影することが可能になりました。写メ会では静止している物体を写すのではなく、動く人間を撮影するわけですから、被写体のブレは確実に起きるはずです。その点で、被写体のブレなどを、様々な恩恵があるシャッタースピードの向上は大きなポイントと言えるでしょう。
Xperia Z1fとXperia Z1の違いですが、Xperia Z1fはXperia Z1よりも小型になった事でバッテリー容量が減り、画面解像度もフルHDからHDに、ストレージの容量も少なくなっています。しかし、Xperia Z1はデカすぎるとの声もあり、ユーザ側で好きな端末を選ぶ方が良いかもしれませんね。Xperia Z1fはNTT docomoのみの取り扱いですが、Xperia Z1はNTT docomo、auでも取り扱っていますので、auの端末をお求めの場合はXperia Z1が良いでしょう。
NTT docomo Samsung GALAXY S4
NTT docomoが展開しているGALAXYシリーズのフラグシップモデルで、薄さ8.9mm、カメラは有効画素1320万画素を有していますが、発売されたのは去年の5月で、今ではTHE☆平均な端末になっており、次期モデルのGALAXY S5がこれから発売される予定です。
しかし、さすが当時のフラグシップモデルといったところで、まだまだ現役メインスマートフォンとして使っていられるレベルでカメラの性能も、他の最新機種に少し劣る程度で、人や静止した物体を写しても遜色なしといえるでしょう。イメージセンサーがあまり良いとは言えない性能で、XPERIAやiPhoneと比べると、性能が劣っているように思えますが、レンズのF値が2.2というスマートフォンでは大きな数字で、そのおかげか薄暗い所でも明るく自然に撮れる事もポイントと言えるでしょう。フォーカススピードもそこそこ速く、スタッフがブレブレの写真を撮ってしまうことも減るでしょう。
結局どのスマートフォンがいいの?
近年のスマートフォンは基本的な動作スペックがほとんど頭打ち状態になっており、メーカー独自の機能や国独自の機能やアクセシビリティを強化する傾向にあります。その中でカメラ性能の向上もその一つであり、ほとんどのメーカーがカメラ性能を上げてきています。今まで例に上げたスマートフォンを全て比較しても、長所短所がお互いにあり、どれを一つという風に選ぶのは難しい事かもしれません。もし例に上げたスマートフォン以外で写メ会用にスマートフォンを考慮するのであれば、カメラの画質はもちろんのこと、暗い所でも綺麗に撮れるという点、プリインストールされているカメラアプリの使いやすさという点を考慮して頂けると、写メ会用に良いスマートフォン選びが出来るのではないでしょうか。
(編集・校閲: 高橋ノゾム)