NHK、テレビ番組のネット同時放送を試験的に開始。スマホにも受信料徴収の布石か

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  NHKは、NHK総合のテレビ放送をインターネット同時放送を試験的に開始すると発表しました。

 試験放送期間は10月19日から11月15日までの4週間。モニターはNHK契約者の1万人。NHKネットクラブを通じて募集します。視聴端末はスマートフォン、タブレット、PC。

 NHKは契約者からの受信料収入によって成立しています。しかしながら近年では、テレビを観ない、テレビを置かないという世帯も増えています。テレビのある人でも、民放を観ているだけの人や、DVDやゲームが主な用途という人もいます。昨今の情勢の変化を受けて、NHKはインターネット同時放送を行うことで、伝統的なテレビを持たずとも、スマートフォン・タブレット・PCを所持しているだけでも将来的には受信料徴収の対象にしたいのでしょう。そうなれば一般庶民やテレビ放送をあまり観ない若者が割りを食うのは明らかです。

 では、NHKの受信料収入が足りないかといえば、そういうわけではありません。莫大な利益を上げています。最近、NHKは3400億円という莫大な費用を掛けて社屋の建て替えを決めています。なぜそのような無駄遣いをするかといえば、NHKは儲かり過ぎた場合には受信料を値下げしなければならないからです。だから社屋建て替えによって、国会からの受信料値下げ圧力を回避しているわけです。

 庶民のための公共放送であるはずのNHKですが、既に利益のみを追求しています。それが自由競争によって勝ち得たものならともかく、放送法という強行法規を盾に、NHKを観ていない人からも巻き上げた結果なのです。

 最近では不祥事や会長の失言により、NHKを支持する立場の団体からも、受信料不払いの運動を起こされているのがNHKです。9月7日には、船橋市議会で元NHK職員の市議会議員が、NHKの脱法行為や迷惑行為を糾弾する一幕がありました。監督官庁の総務省は、このような現状を見てみないふりをするべきではありません。今後は、我が国もイギリスの公共放送BBCを見習い、放送にスクランブルをかけたり、国民投票で組織の存廃を定期的に問えるような仕組みに変えていかなければ、NHKが視聴者からの信頼を取り戻すのは難しいのではないかと思います。

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