OnePlusなど中国メーカーのベンチマークテスト偽装が発覚。

 

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 xda-developersは、中国などの新興スマートフォンメーカーが、最近ベンチマークテストでスコアを偽装していることを報告しました。

 中国メーカーOnePlusのAndroidスマートフォンOnePlus 3Tは、特定のアプリケーションで負荷がなくても高い周波数でCPUを動作させている挙動を見せたとのこと。特定のアプリケーションというのは多数あり、Geekbench、AnTuTu、Androbench、Quadrant、Vellamo、GFXBenchといった主要なベンチマークテストを網羅しています。これらを動作させる場合にのみCPUのスケーリングモードに入るように細工をしているとのことです。

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(OnePlus 3T)

 これはGeekbenchを開発しているメーカーPrimate Labsとxdaが提携して明らかにしたもの。Primate Labsは調査のため、Geekbench 4の特別なバージョンを制作。このバージョンをOnePlus 3Tで動作させると、CPUスケーリングは発生しませんでした。このことから、OnePlusはベンチマークテストで不正行為を働いていたことになります。

 この他、HTC、Google、Sonyなどへの端末にも同様のテストが行われましたが、不正は発見されませんでした。中国メーカーでもXiaomi、Huawei/Honorといった国外にも名前の知れたメーカーは不正を行っていない一方、Meizu Pro 6 Plusといった新興メーカーなど、あまり名の知られていないメーカーも不正を行っているとのことです。

 この件について、OnePlusはxdaに回答。特定アプリでのパフォーマンス向上を行っていることを認めました。ベンチマークアプリについては中止する一方で、ゲームアプリでのパフォーマンス向上は今後も行っていく方針を示しました。OxygenOS(=OnePlusに搭載されているAndroidフォークバージョン)の今後のビルドでは、ベンチマークによってパフォーマンス向上を行うことはないと明言しました。

 OnePlus 3TはS821、1600万画素インカメラ、実行6GBメモリなど非常に面白いモデルでしたが、こういった出来事で槍玉に上がるのは残念です。

 こうしたベンチマークテスト偽装はユーザーを欺くものです。過去にはHTCやSamsungのベンチマーク偽装行為が問題となりました。現在では大手メーカーは偽装を行っていないようですが、あまり名前の知られていない新興メーカーには一定の注意が必要と言えそうです。