HTCは、2017年夏フラグシップモデルとなるスマートフォン「HTC U11」を台湾にて発表しました。金属筐体をやめ、全面ガラス曲面デザイン「リキッド・サーフェイス」を採用。角度によって異なる色味が輝きます。
スマホを握るだけでカメラやアプリを瞬時に起動できる「エッジ・センス(Edge Sense)」を搭載。シャッターチャンスを逃さなくなります。握る時間によって短押しと長押しを区別できるとのこと。
Google NowとAmazon Alexaに対応。通常は音声で起動を呼びかける必要があるところを、エッジセンスで握るだけでも呼び出せます。ユーザーの利用状況や行動を学習し、バッテリーやルート案内を最適化するHTC Sense Companionも搭載するとのこと。
日本ではAmazonから日本語版Alexaがリリースされ次第、ソフトウェアアップデートで日本語版Alexaに対応予定とHTC日本法人が公式発表していることから、日本市場での投入が確実と考えられます。HTC公式からも日本国内モデルがおサイフケータイに対応することも確認できます。
グローバル版は5色展開ですが、日本公式サイトには赤色のモデル(Solar Red)がなく、4色のみ。もしかすると国内版ではレッドモデルをKDDIが独占することから、キャリア発表前の現時点では掲載を控えている、といった可能性も予測されます。
音響は、アクティブ・ノイズキャンセレーション機能、ハイレゾ音源に対応。約10秒の自動判別で、ユーザーの耳に合わせた音響カスタマイズも可能とのこと。イヤホンジャック端子がないのは本モデルの残念な点ですが、ノイズキャンセリング対応ワイヤレスハイレゾイヤホンが同梱されるのは嬉しいところ。
カメラは多軸制御光学・電子手ブレ補正・高速AFや、よりダイナミックな露出レンジと高速シャッターを両立するHDRブーストにも対応。カメラ性能評価の権威DxOMarkのモバイル端末部門において、なんと90点を獲得したとのこと。
これにより、89点のGoogle Pixel、88点のHTC10、Galaxy S8などを超えて、世界で最もカメラ評価の高いスマートフォンの座を、HTC U11が獲得したことになります。
スペックは以下の通り。10nmプロセスのQualcomm Snapdragon 835を搭載。実行メモリは4GB、内蔵ストレージは64GB。
個性的な機能と、これまでの金属筐体を捨てて勝負するHTC U11。おサイフケータイを搭載した日本国内モデルは、日本の消費者にどこまで受け入れられるでしょうか。期待したいところです。