iPhone Xを購入したのですが、画面の色調の異常に気づいたので、その直し方を紹介します。
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iPhone Xを購入したが、画面が異常
iPhone Xを発売当日にApple Storeにて購入、利用しています。しかし、ふと画面を見ると、異常に画面が黄色い、黄ばんでいる、赤みがかっていることに気付きました。尿液晶ならぬ「尿有機EL」です。
iPhone Xと同じく有機EL方式を採用するOnePlus 5と、iPhone Xの前モデルとなるiPhone 7と比較してみましたが、真正面から見るとおかしいです。
筆者は、ディスプレイの色温度が低いデバイスもいくつも使用してきており、暖かみのある発色も個人的には好きなのですが、iPhone Xは「色温度が低い」という個性を逸脱するようなレベルであり、「買ったばかりなのにもう有機ELが焼き付いたのか?」と、正直なところ初期不良や故障すら疑いました。
iPhone Xの尿画面を直す方法
これはiPhone XのTrue Tone(トゥルートーン)ディスプレイが原因です。同じくTrueTone採用のiPhone 8 / 8 Plusでも似たような報告が複数あります。なので、True Tone機能をオフにすればOK。
- 設定→画面表示と明るさ→True Toneをオフ
これで、正面から見るとちょっと色温度が低いものの、常識的な色彩を逸脱せず、写真や動画の再生にもいい按配になります。
つまり、単純にAppleのTrue Toneのソフトウェアチューニングがあまりにも酷いだけで、有機ELディスプレイ自体の問題ではありません。
夜だけ画面が黄ばむ場合は?
iOSには、時間帯によって画面の色温度を低くして、目に優しい色合いに自動変更する「Night Shiftモード」を搭載しています。
夜だけ画面が黄ばんでしまい困っているという人は、こちらの項目もチェックを。
- 設定→画面表示と明るさ→Night Shiftをオフ
そもそもTrue Toneとは?
そもそもTrue Toneディスプレイとは何を意図した機能なのか。Apple公式サイトによると、以下のような説明になっています。
True Tone ディスプレイを搭載しています。True Tone は、先進的な 4 チャンネルの環境光センサーを使い、周囲の光に合わせてディスプレイの色と明度を自動的に適応させることにより、画像をより自然に表示するテクノロジーです。
少なくとも私の場合は不自然としか思えず、Appleの意図通りに機能しているとは思いませんでした。True Toneをオフにすることで初めて、かなり綺麗な、美しい画面表示になります。
なぜこんなことが起きるのか?
どうしてこういう現象が起きてしまったのでしょうか。Twitterでの反応を見ると、「黄色すぎる」「青い」というどちらの報告も多数寄せられていますので、個体差があるようです。
これは私の推測の域を出ませんが、おそらくAppleは色温度の高い個体・デバイスでTrue Toneのチューニングを行っているのでしょう。色温度が高いデバイス=画面が青っぽいデバイスが基準となっているため、元から色温度が低めの有機ELディスプレイを搭載した個体でTrue Toneの色温度調節処理が入ると、色温度があまりにも低くなりすぎてしまい、色彩が異常になるというわけです。
iPhoneでもう少し細かく色調補正する方法
なお、iPhoneも一応色調補正オプションは存在します。設定方法は以下より。
- 設定→一般→アクセシビリティ→ディスプレイ調整→カラーフィルター→色相
色相を弄れます。日本人は特に色温度の高い=青が強い方を好む傾向にありますが、そのような調節もできます。自分の目で、「メニューの白色は、この色相なら自然な白だと思える」と感じた部分でスライダーを止めるといいでしょう。ちょっと面倒ですが、iPhone Xのディスプレイにどうしても違和感があるという人にはおすすめです。
このあたりはOnePlus社製のスマートフォンが一番まともだと思います。sRGD、DCI-P3、色温度高低のスライダーは非常に実用的です。ぜひAppleにはOnePlusを見習って欲しいですね。
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