ここ数年中国スマホブランドは、かつての「パチモノ」から「高品質」へとイメージを一新して「グローバル化」を進めていますが、ロシア市場も小米、華為、魅族などの中国ブランドが市場を席巻しているそうです。天極網が伝えました。
アリババ傘下の越境ECプラットホームの「速売通」が、このほど2018年度「ロシア人に人気の中国スマホランキング」を発表。
ランキングによると、小米(Xiaomi)が2年連続のロシアの消費者に最も注目されている中国ブランドスマホに。華為(Huawei)が初めて魅族(Meizu)を抜いて第2位に躍り出たそうです。また、ロシア消費者の中国スマホへの注目度は既にSamsung、LGなどのブランドを追い抜き、ロシアスマホ市場での「第一集団軍」になったといいます。というか、魅族まだいたんですね。
事実、研究機構IDCが発表した3Qスマホ市場報告によると、中国スマホのグローバル市場での高速発展は目を見張る物があるようです。今年3Q、小米の海外販売台数は総額の60%近くに達し、華為は51.5%。ロシア市場も重要なスマホ市場だといいます。
中国スマホメーカーのシェア率が高いのは「14億人市場がホームグラウンドなんだから当たり前だろう」と私も思っていましたが、既に小米や華為は台数の半分以上を海外が占めているのですね。
注目すべきポイントとして、中国製品はロシアにおいて既に安物やパチモノではないそうです。「高品質低価格」の中国製品を求めて「速売通」を利用するロシア消費者は増え続けているといいます。データによると、ロシアでは6人に1人が「速売通」を利用したことがあるとか。
米国による「華為包囲網」の一方で、グローバル化を進めるスマホメーカー中国勢。来年の市況がどうなるか、注目ですね。