2007年に発表された、初代iPhoneこと「iPhone 2G」。革命的なタッチUIを備えていたものの、その当初は粗削りで、モバイルネットワークは低速な2G回線にしか対応せず、インカメラもありませんでした。
海外メディアThe Vergeは、iPhoneの2006年時点での試作機を入手したと報じました。iPhone M68プロトタイプは、スクリーンを接続した赤色のマザーボードで開発されていたことがわかります。
マザーボードには外部ディスプレイ接続用の端子も確認できます。Samsung製のプロセッサとストレージ、Intel、Infineon、CSR、Marvell、Skyworksなどのさまざまなチップが搭載。そのほか、SIMカードスロット、LANポート、電話ジャック、3.5mmヘッドフォンジャックといったものまでがマザーボード上に確認できます。
この試作機は2006年、2007年に使用されていたとしています。
2006年といえば、SONYのCLIE撤退の翌年であり、ソニーが家庭用ゲーム機「PlayStation 3」を発売した年。AppleはIntelプロセッサ採用のiMacとMacBook Proを発売。「スマートフォンとiPodを融合した『iPhone』が出るのでは」と複数の業界筋が噂していた頃です。
ボード右側には固定電話用RJ11ジャックが搭載されているのがなかなかエモいところ。iPhone以前から、Palmやスマートフォンは存在したといえども、革新的なUIで世界に最も大きな影響を与えたのはAppleのiPhoneでした。今回のThe Vergeによる試作機発掘は大いに歴史的価値があると言えそうです。
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2006年に使っていたのは? https://t.co/bOgRdjwrz6
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年3月19日
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