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iPad Air M4、コア数削減。

 同じM4でも中身が違う。

 Appleが2026年3月2日に発表した新型iPad Airは、M4チップを搭載しました。

 しかしAppleInsiderによると、iPad Air向けのM4は8コアCPU(高性能コア3基+高効率コア5基)と9コアGPUという構成で、iPad Pro向けM4よりコア数を抑えた「ビニング」品に近い扱いだと伝えています。iPad Proの上位構成(1TB/2TB)は高性能コア4基の10コアCPUを備えており、それと比べると高性能コアが1基少ないことになるそうです。

 iPad Air向けM4の構成は、8コアCPU(高性能コア3基+高効率コア5基)に9コアGPU。2024年発売のiPad Pro(M4)と比べると、256GB/512GBモデルが9コアCPU(高性能コア3基+高効率コア6基)と10コアGPU、1TB/2TBモデルが10コアCPU(高性能コア4基+高効率コア6基)と10コアGPUでした。

 性能コア数だけ見るとiPad Proの下位モデルと同じ3基ですが、iPad Airは効率コアが1基少なく、GPUも1コア少ない構成です。各モデルの構成は以下のとおりです。

  iPad Air(M4) iPad Pro(M4)256GB/512GB iPad Pro(M4)1TB/2TB
高性能コア 3基 3基 4基
高効率コア 5基 6基 6基
CPUコア合計 8コア 9コア 10コア
GPUコア 9コア 10コア 10コア
Neural Engine 16コア 16コア 16コア
ユニファイドメモリ 12GB 8GB 16GB
メモリ帯域 120GB/s 120GB/s 120GB/s

 ビニングとは、製造後のチップを性能や消費電力などの特性で選別し、コア数を無効化したり動作条件を変えたりして「別グレード」の製品に振り分ける手法のことです。「不良コアがあるから」という理由だけでなく、歩留まり改善や製品ラインの差別化にも活用されるのだとか。

 「ユニファイドメモリ」とは、CPUやGPU、Neural Engineなどがひとつのメモリプールを共有する仕組みのことです。従来のPCのようにCPU用・GPU用とメモリが分かれている構造と違い、必要な処理に応じて柔軟にメモリを融通し合えるため、限られた容量でも効率よく使えます。Apple Siliconの大きな特徴のひとつです。

 動画書き出しや3Dレンダリングなど、マルチスレッド性能を要求する重い処理では、iPad Proとの差が見えてくる可能性はありそうです。

 新型iPad Airはユニファイドメモリが50%増の12GBになり、メモリ帯域も120GB/sへ拡大しました。通信面ではN1ワイヤレスチップによりWi‑Fi 7やBluetooth 6、Threadに対応。セルラーモデルはC1Xモデムを搭載し、セルラーデータ通信が最大50%高速化するとAppleは説明しています。アクティブなセルラーユーザーではモデムのエネルギー使用量が最大30%減るとのことです。

 画面サイズは11型と13型の2種類で、11型Wi‑Fi版が599ドルから、13型Wi‑Fi版が799ドルから。3月4日から予約を受け付け、3月11日に発売します。

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