レノボ傘下モトローラは、Weiboにて予告していた新作スマートフォン「Moto X70 Air」を中国で正式発表しました。Airの名に恥じず、他社製品にも引けを取らない極薄端末に仕上がっています。
Moto X70 Airの厚さは5.99mm。わずかながら6mmを下回ってきました。一方、薄いことは間違いなのですが、数値だけ見ると、5.6mmのiPhone Air、5.8mmのGalaxy S25 Edgeに一歩及ばずといった印象も受けます。
しかし本機の差別化ポイントはバッテリー。薄型筐体に4800mAhものバッテリーを搭載してきました。この薄さに、一般的なスマホと同程度かそれ以上の容量を備えているのですから驚きです。重量も159gと申し分ありません。参考までに、iPhone Airは3036mAh/165g、Galaxy S25 Edgeは3900mAh/163g。
Moto Xシリーズはハイエンドラインとなっていますが、本機の性能はミッドレンジ~ミッドハイクラス。SoCにはSnapdragon 7 Gen 4を搭載します。メモリは12GB、ストレージは256/512GBです。冷却には3Dベイパーチャンバー方式を採用しており、薄型ながら効率よく熱を放出できる設計となっているそう。
ディスプレイは6.7インチの有機EL、解像度は2712×1220ピクセル。リフレッシュレートは120Hzに対応します。
カメラはSamsung製センサー採用の5000万画素をメインに据えた3眼構成。光学式手振れ補正(OIS)も搭載します。フロントカメラは5000万画素のパンチホール型。
IP68およびIP69の防水・防塵性能も備えており、普段使いにも安心。落下にも耐えうる設計にもなっているようで、薄型ながらも耐久性を確保しているのは嬉しいところ。
カラーはPantone監修の「Lily Pad」「Gadget Gray」「Bronze Green」の3色展開。落ち着いたくすみ色と、カメラ部・側面ボタンのアクセントカラーが目を惹くおしゃれなデザインです。
Moto X70 Airは、中国にて10月31日より発売予定。中国のLenovo公式サイトにてすでに掲載されていますが、価格はまだ未定となっています。「Motorola Edge 70」としてグローバル展開する噂も散見されていることから、日本での発売にも期待が膨らみます。
OS | Android 16 |
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SoC | Snapdragon 7 Gen 4 |
メモリ | 12GB(LPDDR5X) |
容量 | 256GB / 512GB(UFS 3.1) |
画面 | 6.7インチ有機EL(2712×1220), 120Hz |
カメラ | 5000万画素メイン(OIS)ほか※3眼構成 |
インカメラ | 5000万画素 |
電池 | 4800mAh(68W急速充電/15Wワイヤレス充電対応) |
寸法 | 159.87 × 74.28 × 5.99 mm、159g |
カラー | Lily Pad , Gadget Gray , Bronze Green |
その他 | IP68/IP69防塵防水、3Dベイパーチャンバー冷却、画面内指紋認証、Pantone監修カラー |