NTT docomoは、低価格4Gスマホarrows Be4 F-41Aを発表しました。arrows Be3 F-02Lを踏襲、基本性能据え置き。Snapdragon 450、5.6型FHD+有機EL、実行3GBメモリ、32GBストレージ、背面指紋認証など。筐体は防水防塵、FeliCa搭載。ワンセグは非搭載。電池容量は2780mAh。国内工場で組み立て。耐衝撃・ハンドソープ洗浄対応。発売は6月以降。
正直昨年モデルの性能据え置き、焼き直し感が強い上に、昨年モデルまでのarrowsの特徴だったワンセグアンテナロッド付きワンセグ受信機能が廃止されており、ユーザーからするとかなり厳しい機種なのではないかと推察します。Be3投入後、分離プランに合わせて各社廉価スマホの競争も激化している情勢を考えると尚更です。
ただ、個人的にはワンセグ/フルセグはそもそも不要な機能だと考えています。テレビ視聴をエンタメとして捉えれば、レコーダー等を用いて番組視聴環境を整えればいいのであり、NHKの同時放送やAbemaTV、民放見逃しTVer程度で問題ないのであれば、モバイルネットワーク経由でアプリ視聴可能。
そしてテレビを、モバイルネットワークが利用できない場合の災害時・有事の緊急インフラとして考えれば、今回arrows Be4が採用したFMチューナーで問題ありません。FMチューナー搭載のスマホは市場にいくつもあり、あまり注目されない点ではありますが、電池消費が少ないというアドバンテージは充電環境が必ずしも期待できない災害有事にはワンセグよりも有用でしょう。まあアンテナを鞄に忍ばせておく必要はありそうですが。
あとは価格次第ですが、arrows Be3よりも1万円ほど値下げするのであれば性能据え置きも妥協できる部分もあるのではと感じます。富士通が事業を投資ファンドに売却した時にはさすがにもうダメだと思いましたが、中華ODMの端末の投入や、久々のハイエンドにしてミリ波対応・薄型筐体のarrows 5G F-51A(MIL規格非対応・ワンセグ/フルセグ非対応)など、無駄を削ぎ落として新規顧客を取りに行く姿勢が垣間見え、投資ファンド傘下になってからの方が見ていて好感が持てますね。
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