Samsungは、米国国防総省から依頼を受けて開発製造した「Galaxy S20 Tactical Edition」を発表しました。
このGalaxy S20 Tactical Editionは、一般向けのGalaxy S20に米軍向けの特殊機能を盛り込んだ製品になっています。
ネットワークでは、プライベートSIM、5G、Wi-Fi 6、およびCBRS(Citizens Broadband Radio Service:市民ブロードバンド無線サービス)をサポートします。これによって戦術無線やミッションシステムに容易にアクセスすることができるとのこと。
ナイトサイトモードでは、端末の使用者が暗視ゴーグルをつけているときに、端末のディスプレイのオン・オフを切り替えられる機能を提供。ステルスモードでは、LTEを無効にして、完全なオフグリッド通信のためにすべてのRFブロードキャスト(無線通信)を無効化できます。
自動タッチ感度により、手袋をしていても、素手でも、自動でタッチ感度を調整してくれます。なのでわざわざ手袋を外す必要がありません。
また、米軍の任務遂行のために必要なATAK、APASS、KILSWITCH(サーバーへの接続なしにデジタルマップと衛星画像を提供するシステム)、BATDOK(戦場支援型外傷分散観測キット)などのアプリケーションを利用することができるようになっています。さらにカスタマイズされたハードウェアで、ボタンをワンタッチするだけで上記のような特定のアプリケーションを起動できます。
もちろんSamsung Dexもサポートしており、軍事車両や基地拠点に戻ったときに外部ディスプレイに接続するだけでPCのようにレポートなどを作成することができます。
通常のGalaxy S20と同じように、このTactical Editionもハードウェアからソフトウェアまで一貫した高いセキュリティを誇るSamsung Knoxによって構成されています。DualDARアーキテクチャによって、端末の電源がオフの場合でもオンの場合でも、2層に暗号化されており、機密データが流出しないようになっています。
このGalaxy S20 Tactical Editionは、アメリカ国防情報システム局の定めたSecurity Technical Implementation Guideに基づいて、国防総省内の使用が認可された状態で出荷されます。
それにしてもこのTactical Edition、かっこいいですね。軍事用なんて言われると欲しくなっちゃいます。まあ、Tactical Editionは一般販売しないようなので、諦めるしかなさそうですけど……。
Galaxyをオンラインで購入する [AD] | ||||
docomo | au | 楽天 | ETOREN |