中国HuaweiはYouTubeに次期ハイエンドファブレット「Huawei Mate 40」シリーズの公式ティザー動画を2つ投稿しました。1つの動画はバッテリーや充電を焦点に、もう1つはデータ転送の高速さに焦点を当てています。
前世代のHuawei Mate 30 Proでは40Wの有線急速充電と27Wのワイヤレス充電に対応していたのに対して、Huawei Mate 40 Proの伝えられる充電仕様は有線65Wとされています。
2つ目のThe Mate Speedと題されたティザー動画は、高速なデータ転送に焦点が当てられています。
搭載されるSoC「Kirin 9000」は、5Gモデムを内蔵した5nmチップセットです。アメリカの制裁によってSoCを製造できた数は限られているものと見られます。
これまで発売されているHuawei製のスマートフォンの5Gは、Sub6のみ対応していて、ミリ波には対応していません。ティーザー動画中でCADファイルやRAWデータなどのデータ容量の多いファイルを瞬時に転送しているため、Sub6よりも高速なミリ波にも対応する可能性が予想されます。
噂されているスペックとしては、実行メモリは8GB、内蔵ストレージは256GB。制裁によってGMS(Google モバイルサービス)には非対応です。
HuaweiコンシューマービジネスグループCEOのRichard Yu氏は、「Kirin 9000は最後のハイエンドKirinプロセッサになるかもしれない」と、深センで開催された「2020 Summit of the China Information Technology」で述べています。ハイエンドKirin搭載の最後のスマートフォンとして、Mate 40シリーズが見納めになるのかもしれません。
スマートフォン「Mate 40」シリーズは日本時間2020年10月22日21時に正式に発表されます。