ファーウェイ独自「HarmonyOS」は、ただのAndroidフォーク。海外メディア調査報道 すまほん!!

 Huaweiが自社開発する「全く新しい」「Androidのコピーではない」独自OSであると主張している「HarmonyOS(中国名:鴻蒙OS)」。はたしてそれは事実なのか?

 こうした主張を否定する調査報道記事を、海外メディアArsTechnicaが公開しました。「全く新しい」OSとAndroidの間に、識別できる違いはないとのこと。

 ArsTechnicaは調査のため開発者になることを試みたところ、「パスポートの写真の提出」「クレジットカードの写真の提出」が必要だった上に、2日間の審査が行われたとのこと。一連の流れを「恐ろしいプロセス」とArsTechnicaは表現、疑問の目を向けました。Harmony SDKは、このプロセスを経ずサインアップしないと動作しないといいます。

 こうした審査をくぐり抜けてSDKにログインしても、エミュレータはローカルだけでは動作せず、720p解像度のストリーミングで動作。USBデバッグを有効にするとエミュレータ全体が落ちることから、これはソフトウェア上の仮想デバイスですらなく、中国国内で接続された実機だろうとArsTechnicaは推定します。

 UIはAndroidそっくりで、アプリ情報画面を見ればAndroidならではの「Androidサービスライブラリ」や「Android共有ライブラリ」などが並び、「Android」を「HarmonyOS」に変更し置き換えただけと見られるパッケージも複数確認。

 きわめつけは、HarmonyOSシステムパッケージのアプリ情報を見ると、Androidシステムアイコンが確認、「Version 10」というラベルもあったとのこと。HarmonyOSはまだバージョン2のはずですから、単純に文字列を置き換えたのでしょう。

(Devinfo『Android 10』)

 ArsTechnicaはこれをAndroid OSのフォークと言うべきだと主張、このような状況の背景には、官公庁から外国製技術を排除し中国国産技術に置き換える中国政府の政策があるからと予想し、記事を締めました。