NTTドコモは、2021-2022冬春新商品を発表しました。発表済みの5機種を含めて全8機種の陣容となります。
いずれのモデルにおいてもeSIMには非対応となっていることがわかりました。
携帯大手三社が遅々としてeSIMサービスを導入していない状況に対して、日本政府はeSIM普及促進のための政策を打ち出してきました。
楽天モバイルを皮切りに、SoftBankやKDDIもeSIMに対応。最近、ドコモもようやくeSIMサービスを提供開始。しかしドコモはこのように対応製品を取り扱わず、依然としてeSIMに出遅れている格好に。
グローバルではeSIM対応のGalaxy Z Fold3/Flip3 5Gのみならず、eSIMへの積極対応を打ち出したシャープのAQUOS sense6であってもeSIMに非対応というのは残念なところ。auとSoftBank向けのAQUOS zero6、AQUOS sense6はしっかりeSIMに対応しています。
キャリア端末はガラケー時代の名残で建前上OEMとなっており、端末分離導入後も、未だにNTTドコモはグローバル端末であっても「ドコモが開発・発売」と銘打つプレスリリースを打っているように、キャリアの意向が反映されます。
例外的にあくまでiPhoneはAppleの製品であり、ドコモはそれを取り扱っている立場のため、iPhone 13も「ドコモ2021-2022冬春モデル」とは別枠。ドコモは特にeSIMを塞ぐこともなくiPhoneを販売しています。
楽天モバイル、KDDI、SoftBankはeSIM対応のAndroid端末も取り扱います。
ドコモは2017年にはdtabにおいて限定的なeSIMへの対応を行っており、技術的に不可能というわけではなく、顧客流出阻止の意図が伺えます。もはや各社のeSIMサービス導入と対応端末の取り扱いが開始された今、抵抗してこのまま時代に取り残されるよりかは、今後政府方針も汲みつつ対応端末を拡充して他社に追いつくことが賢明と思われます。
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