ゲームハードウェアを開発・製造している米Analogueは、同社がかねてより発表していた携帯ゲーム機「Analogue Pocket」に関して、2021年12月13日より順次発送を開始すると発表しました。
事前に予約注文したユーザーには、メールで詳細の連絡をしているとのこと。前例にない注文数のため、到着は12月14日から最大12月30日までかかる模様です。
2019年10月にこの製品が発表されて以降、レトロゲームファンなど多くのユーザーが、販売開始を今か今かと待ち望んでいました。しかし、新型コロナウイルスや世界的な半導体不足などの影響で、2020年に予定していたリリースが3度も延期。2021年9月に再度リリース予定が発表され、ようやく発送日が確定しました。
Analogue Pocketは、解像度1600×1440、密度665ppiの3.5インチディスプレイを備えたゲーム機。ゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンスのカセットを挿して高解像度でプレイすることができます。また、Analogue社が独自に開発したFGPAチップにより、ゲームのネイティブ動作が可能に。他のエミュレーターとは異なり、より快適なゲーム環境が構築されているようです。
また、別売のドックを接続すると、テレビにも接続可能。本体にはUSB-Cポートが搭載されているほか、Bluetoothにも対応しているため、大画面で外付けコントローラーを使用して、ゲームボーイのソフトを遊ぶことができるようです。
Analogueの製品は、クラッシックなゲーム機を現代的な洗練されたデザインに設計することで有名であり、今回のAnalogue Pocketも、高繊細ディスプレイとクールな本体に加え、現代の新たな技術を取り入れた魅力的な製品になっています。
筆者は遠い昔に兄のゲームボーイアドバンスで「マリオ&ルイージRPG」を遊んだ記憶があります。久しぶりにやりたくなってきてしまいました……。