アメリカの写真家YouTuber、Tony氏が自身のチャンネルでSony Xperia Pro-IとiPhone 13 Pro Maxのカメラ性能を比較しています。
まずはXperia Pro-IがiPhoneと異なる点について。側面にストラップホール、長押しで合焦できるシャッターボタンとロック解除用の指紋認証ボタン、さらにイヤホンジャックが付いています。Xperiaは超高速の5G対応で「撮影時自動転送」機能をオンにするとシャッターを切った直後に写真がFTPサーバーに自動転送も可能で紛失対策もしっかりしているようです。
早速屋外でのカメラ性能テスト。Xperiaは24mm広角レンズ、1220万画素の1型センサーをメインカメラとして搭載。背面にマイクも搭載されており高音質な録画が可能。
iPhoneにはないXperiaのメリットは、別売の専用アクセサリーへの対応です。3.5インチ「Vlog Monitor」をケーブル接続することで録画内容をリアルタイムでチェックすることが可能で、「Vlog Monitor」には3極マイク端子も備わっているため外付けマイクにも対応。他にもBluetooth対応「シューティンググリップ」や三脚も装着可能です。
iPhoneは1200万画素の広角カメラをメインカメラとして搭載していますが、メインカメラを使用した場合撮影内容を確認することができないため、自撮りにはフロントカメラを使用せざるを得ません。動画ではTony氏が自転車に乗った状態で自撮りをしていますが、Xperiaの方が滑らかな画質で声もより高音質で録画されているのが確認できます。別売のアクセサリーが必須ですが自撮りにもメインカメラを使用することができるのは利点と言えるでしょう。
カメラ性能でのiPhoneとの最大の違いは、XperiaはF2.0とF4.0で切り替え可能な可変絞りが搭載されています。F4.0で撮影した場合は背景がより鮮明に写っているのが確認できますね。
こちらは夜景の比較。ただ普通に撮る分にはiPhoneは素晴らしい性能を発揮しており「Xperiaを凌駕している」と述べています。
しかし撮影モードや設定調整をしつつしっかり時間をかけて撮影した場合はどうでしょう。長時間露光モードで撮影した場合を比較すると、Xperiaの方が繊細に撮れています。
こちらは公園で撮影された二枚。
続いては夜の市街地での、明度が低くコントラストが高いシチュエーションでの撮影比較。単発ではiPhoneの方が綺麗に撮れますが、三脚を装着してブラケット撮影した場合だとXperiaに軍配が上がります。
iPhoneが優れていたのは日中の望遠撮影と接写でのマクロ撮影。「iPhoneのマクロ撮影性能は素晴らしい」と評価しています。
全体的な傾向として、設定無しでサッと撮影した場合はiPhone 13 Pro Maxの方が高い性能を発揮するが、設定やアクセサリーを用いて時間をかけて丁寧に撮影した場合はXperia Pro-IはiPhoneを凌駕すると言えるでしょう。
Tony氏は「写真撮影に興味のない場合や最高画質を追求しない場合はiPhoneの方が良いでしょう。しかしもしあなたが撮影スキルのある写真家や撮影技術を学びたい人で、時間をかけて撮影をしたいならXperiaは最高のスマートフォンです」と評価。
またiPhoneのパフォーマンスに関しては「長時間露光できるアプリもいくつかあるものの、そもそも本体がカメラとしてはデザインされていないため粗い画質になってしまいます」と述べており、「Xperiaがこれだけ写真家にとってとても面白い作りになっているのは、Sonyがスマートフォンとカメラ両方を製造している唯一の会社だからでしょう」と考察しています。
またXperiaのシャッターボタンと撮影時の充実したマニュアル設定機能をとても高く評価しており、総評として「Xperiaは技術のある人が時間をかけて撮影すると圧倒的に優れた性能を発揮します。私自身が本気で撮影をしたい時や撮影をじっくり楽しみたい時に持っていきたい一台です。でもiPhoneの方も写真にこだわりのない人がサッと撮影する分には引けを取らない性能を発揮しています。あなたが写真家なら是非Xperia Pro-Iを手に取ってみてください」と述べています。
Xperiaの方はスマホと言うよりも一台のカメラとして設計されているという印象を受けました。Xperiaの性能も素晴らしいですが、写真に詳しくないユーザーでもそれに匹敵する写真を撮れるiPhoneのデザインは一般的なスマホとしてとても良くできていると言えそうです。
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