OnwardMobilityが閉鎖を発表しました。これまで開発していた「物理キーボードを備えた安全なスマートフォン」を開発できなくなったとのこと。
これはBlackBerryスマートフォン新機種のことを指します。OnwardMobilityはBlackBerryからライセンス提供を受けて、FIH Mobile(富智康)製造で5Gスマートフォンを2021年前半に投入予定でした。
しかし2021年中には音沙汰がほとんどなく、2022年1月にはOnwardMobilityが「死んでいない」とプロジェクト継続を表明。しかし2今月始めにBlackBerryはモバイル特許ポートフォリオを6億ドルで売却。BlackBerry関連情報に精通した海外サイトCrackBerryの創設者であるKevin Michaluk氏は、この売却がOnwardMobilityへのライセンス提供を影響を与え、プロジェクトを中止させたと伝えています。
やはり情報通り、プロジェクトが中止となっていたことが公式に確認された形となります。
カナダの企業BlackBerry社(旧RIM)はQWERTYキーボード搭載のスマートフォンを長らくリリース。2016年の端末自社生産撤退後も、TCLからAndroid OS採用のBlackBerry Keyシリーズが出ていました。
TCLのBlackBerry撤退後、名乗りを上げてくれていたのがOnwardMobilityでした。
筆者も物理QWERTY端末の大ファンであるため、ただただ残念です。今ある端末を大切に使っていこうと思います。