BlackBerry新機種を出すとされている企業Onward Mobilityは、2022年1月6日に公式サイトを更新。「死んでいない」と声明、市場に投入すると明言しました。
長らく待ち望まれていた追加情報がありませんでした。2021年は様々な遅延が発生したといいます。
今回はあくまで製品投入計画が継続していることを声明したのみで、製品内容についてはほとんど触れられていないものの、発売に向けた今後の情報解禁を示唆しています。
OnwardMobilityは、BlackBerry社とFIH Mobile(富智康)と提携し、2021年前半にも5G対応BlackBerryを市場投入すると明言していたものの、長らく音沙汰がない状況で、2021年発売を履行できませんでした。
カナダの企業BlackBerry社(旧RIM)はQWERTYキーボード搭載のメッセージング端末を起源としたスマートフォンを長らく投入してきた先駆者ですが、2016年にBlackBerry社は端末自社生産から撤退。
その後TCLがAndroid OS採用のBlackBerry Keyシリーズを製造設計販売するも、撤退。二作目Key2は極上の打鍵感を誇り、筆者含め根強いファンがいます。
なおOnwardMobilityからの情報によれば、機体はAndroid OSを採用した5Gスマートフォンで、物理QWERTYキーボードも搭載。今回新たに更新された声明では「超安全な5Gエンタープライズスマートフォン」と表現していることから、法人向けの高いセキュリティも想定しているものとみられます。
これまでの情報によれば、欧米市場に投入予定であるほか、アジア市場投入も想定されているものとみられます。
ちなみにBlackBerry OSは2022年1月4日にサポートを終了しました。物理QWERTY端末「難民」を救うためにも、早期に市場投入してもらいたところです。