米国スタートアップ企業OnwardMobilityのCEO兼創設者であるPeter Franklin氏は、5G対応BlackBerryを欧米市場だけではなくアジア市場にも投入すると、日経に語りました。
アジアは非常に重要な市場であり、流通のために世界で顧客、携帯電話会社と話し合っており、詳細は数ヶ月以内に発表すると述べたとのこと。新モデルは物理キーボードを搭載するといいます。
日本市場にも投入されるのかどうかは不明ですが、日経インタビューに答える形であることから期待してしまうところ。かつて国内ではFOXが代理店となり公開市場で販売、BlackBerry Key2は「au +1 collection」扱いではあるもののKDDI公式販路での展示・販売も行われていました。
BlackBerryは、ポケベルタイプのメッセンジャー端末を起源とするスマートフォンの代名詞的存在。カナダのRIM(Research In Motion)が開発。
iPhoneやAndroidの攻勢に押され、RIMは社名をBlackBerry社に変更、スマホのハードウェア開発から撤退し、中国の家電メーカーTCLにライセンスを与える形でBlackBerryは継続。特にBlackBerry Key2は素晴らしいクォリティーでしたが、2020年8月31日のBlackBerryブランドの利用ライセンス終了にあわせて、TCLはBlackBerryブランドのライセンス延長を行わずに販売を終了。
そのTCLに代わり、新たにBlackBerryブランドのライセンスを引き継ぐことを発表していたOnwardMobilityは、Foxconn(鴻海)子会社FIH Mobile(富智康)との提携を発表しており、BlackBerryの製造開発を委託していると見られます。機体はAndroid OSを採用していることがわかっています。
筆者はBlackBerry KEYone、BlackBerry Key2を計4台所持しており、もちろん絶対に入手します。今年一番楽しみなスマホです。