BlackBerryが1月4日で遂にサポートを終了しました。これによってBlackBerry端末は通信サービスを利用することもできなくなっていくそうです。Ars Technicaが伝えました。
BlackBerryはスマートフォンの登場前の時代に物理QWERTY端末で一世を風靡し、そのセキュリティ面の信頼性からビジネスシーンでよく利用された他、バラク・オバマ元米大統領も愛用したことで知られています。
BlackBerryはソフトウェアサポートを打ち切り、これによって通話、SMS、データ通信にWiFi接続とほとんどの通信機能が徐々に接続不可能になっていきます。またBlackBerry社のサーバー通信を利用するサービスもこれによる影響を受け、BlackBerry WorldやBlackBerry Linkといったサービスも使用不可になります。
BlackBerryはiPhoneの登場によりビジネスシーンでの覇権を奪われ、物理キーボードを廃したハードウェアをリリースしたり企業向けサービスに重点を置くことでなんとかマーケットを守ってきましたが時代の流れには勝てなかったようです。
最後にリリースされたBlackBerry OSは2013年で、当時のデバイスのソフトウェアアップデート保証期間を一年以上延長した形での終了となりました。
BlackBerry社は最終的に自社でのOS提供を諦めAndroid版をリリースしていましたが、現在は主に企業向けセキュリティサービスに重点を置いています。
iPhone初代リリース当時はギークのおもちゃという雰囲気で、携帯電話としてはまともに見られてませんでしたが今やBlackBerryにとって代わり世界中のスタンダード。諸行無常を感じますね。