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KDDI、本日から「真の5G『SA』」を商用提供開始。法人向けで「アベマ生中継」に活用、個人向けは夏以降

 KDDIは、本日から5G SA(スタンドアローン)商用サービスを法人向けに提供すると発表しました。現時点でごく狭いエリアに限られますが、今後全基地局のソフトウェアを更新してSA対応を進めていく方針。

 5Gフル機能が利用できるようになるため「真の5G」とも呼ばれる5G SA。これによって様々なものに通信が溶け込む時代になるといいます。

 具体的導入事例として、番組「ABEMAMIX」を5G SAで伝送して生配信。本日20時半から21時半まで。ソニーのXperia 1 IIIベースの5G SA対応試作機を活用しているとのこと。

 従来の映像中継の課題として、4G LTEで安定的に伝送できない場合、ロケ現場に専用機器、モバイル回線を束ねるための通信機器、多くのスタッフが必要でした。しかし5G SAによって今後導入が進むネットワークスライシングで安定的な中継用スライスで帯域確保も可能に。

 ABEMAで中継実証実験を行った株式会社サイバーエージェント スタジオ設備担当 増田 雄亮氏は「5G SAのネットワークスライシングにより、回線負荷の高い状態でも安定的に配信でき大きな差が見られた。スタジオだけではなくイベント会場からの生中継でも視聴者の方々に高画質で安定的な映像をお届けしていきたい」と今後の展開に期待を寄せました。

 コアネットワーク完全仮想化によって柔軟な高度な通信サービス実現が可能に。これまでの5G NSAは4GのEPCを利用してきましたが、5G SAではコア設備に新規設備5GCを組み合わせることで4G依存しない、5Gの特徴的機能の活用が可能に。

 これまで1つのネットワークを平等に提供するモデルだったのが、ネットワークスライシングにより、特性の異なるユースケースに最適なネットワーク構築が可能に。サービスに基づくSLAに合わせて特徴づけたネットワークを提供するモデルへと変革。

 なお個人向け5G SAは2022年夏以降提供開始の見通し。SA対応端末は夏以降発表できるタイミングで改めて説明予定。

ネットワークスライシングのSLA保証の仕組み、技術を取り入れることで初めて顧客ユースケースに応えられる、この点を踏まえて「ネットワークスライシング『2024年度本格展開』開始」としているとのこと

 今後映像伝送に限らず自動運転、XRによる作業支援、医療、公共交通の業務用通信など様々な用途に広がっていきます。

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