株式会社ハイビームは、深センAYANEO社が開発するUMPC「AYANEO NEXT/NEXT Pro」の2機種の予約受付を2月25日から開始しました。クラウドファンディングサイト「Indiegogo」のほか、「AYANEO日本公式サイト」「Amazon」で予約が可能です。
本機は、Ryzen搭載のポータブルゲーミングPCとして販売されている「AYANEO」シリーズの最新作です。先代である「AYANEO 2021 Pro」からの大きな変更点として、CPUが「Ryzen7 4800U(第3世代)」から「Ryzen7 5825U(第4世代)」になったことが挙げられます。これにより平均19%パフォーマンスが向上し、いわゆるAAAタイトルでも画質・速度にストレスを感じることなくプレイすることが可能になったとのこと。
そのほか先代からの変更点をまとめると、下記の通り。
- 筐体デザインを一新。流線型を採用することで、より快適な持ち心地を実現
- コントローラー部を人間工学に基づいたデザインにすることでグリップ力向上
- ジョイスティックやトリガーのセンサーに「ホールセンサー」を採用
- ジョイスティックは好みのものに付け替え可能なモジュール設計
- 電源ボタンに指紋認証機能を追加
筐体部は、先代のカクカクとしたデザインから全面的に見直しがかかりました。質感に関しても、べビースキンのような優しい肌触りを実現しているとのこと。
ジョイスティック部は、操作性を追求したい人にはありがたい付け替え可能な設計に。今後同社から色々なスティックが販売されるのでしょうか。
また、UMPCとしては初めて「ホールセンサー」を採用し、カーソルが勝手に動いてしまう「ドリフト現象」の発生を0にしたとのこと。Nintendo Switchでも問題になってましたね。他社のどのコントローラーと比べても、遥かに高い入力精度を実現したとのこと。
セキュリティ面で、電源ボタンに指紋認証が追加された点も高評価。電源ONと同時にロックを解除してすぐに遊び始めることができるのは、UMPCながらまさに「ゲーム機」といったところ。
ちなみに「NEXT」と「NEXT Pro」の違いは、メモリとストレージ、カラバリのみ。メモリやストレージの選択は使用用途によるものとして、「Pro」のみのカラバリが気になるところ。ややくすみがかった色合いのブルーは、持っているだけで所有欲を満たしてくれそうです。当初通常の「NEXT」も4色展開でしたが、メーカー都合でホワイト・ブラックのみになってしまったとのこと。くすみブルー欲しさに「Pro」を手に取ってしまう方、少なからずいるのではないでしょうか。
デザインの変更により、先代より若干大きく、かつ重くなってしまったたものの、それを感じさせない進化した持ち心地とパフォーマンスを期待したいところ。商品発送は4月下旬を予定しています。
前機種「AYANEO 2021 Pro」とのスペック比較は以下の通り。
AYANEO NEXT/NEXT PRO | AYANEO 2021 Pro | |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen7 5825U | AMD Ryzen7 4800U |
GPU | AMD Radeon Vega 8 | AMD Radeon Graphics |
メモリ | 16GB/32GB LPDDR4x 4266MHz | 16GB LPDDR4x 4266MHz |
容量 | 1TB/2TB M.2 (NVMe) 2280 | 1TB M.2 (NVMe) 2280 |
画面 | 7インチLCD IPS/1280×800 | 7インチLCD IPS/1280×800 |
寸法 | 約267×112×30mm, 720g | 約255×106×20mm, 650g |
バッテリー | 4,100mAh | 4,100mAh |
カラー | ブライトホワイト,ジェットブラック, パステルブルー,ミッドナイトブルー,シルバー ※ホワイト・ブラック以外はNext Pro限定 |
ライトムーン,ダークスター |
その他 | 指紋認証、ホール効果センサー、Type-C PD(急速充電)対応、3.5mmイヤホンジャック | Type-C PD(急速充電)対応、3.5mmイヤホンジャック |