Googleがスマートディスプレイである「Google Nest Hub」シリーズの新機軸として、画面を取り外すことができる製品を開発しているようです。9to5Googleが伝えました。
同メディアがGoogleの計画に詳しい情報筋から得た情報によると、Googleは画面を取り外してタブレットとして用いることができるスマートディスプレイを開発しているようです。
FireタブレットのShowモードやLenovo製の一部タブレットなど、似たような機能を持つ製品はすでに登場していますが、Google製スマートディスプレイとしては初めて。
このタブレット・スマートディスプレイがどのようになるかなどは伝えられていません。仮にスマートディスプレイとしての性格が極端に強ければ、OSに多くのGoogle製スマートディスプレイに搭載されているCastOS、もしくはGoogleが0から開発している基本制御系統「Fuchsia(フューシャ、フクシア)OS」が採用されることがあり得るかもしれません。Fuchsiaは既にNest hubにだけひっそり使われています。
しかしタブレットとして用いるこのデバイスに汎用性で劣るスマートディスプレイ用のOSをわざわざ用いるとは考えにくく、純粋にGoogleが今月発表した、タブレットなどの大画面デバイス向けとなる「Android 12L」が採用される可能性もありそうです。
ただ、昨年にNest Hub(第二世代)とNest Hub Maxにアプリランチャーの機能が追加されています。Nest Hub内のコンテンツは基本的にWebviewで実装されているようで、この機能の実態はショートカットランチャーにすぎないようですが、Nest Hubのブラウザは仮想キーボード機能も用意されているとのこと。
既存の形でのアプリを提供しないChromeOSライクな方式であれば、CastOSやFuchsiaを用いても、タブレットとして最低限求められているものを満たせるのかもしれません。
9to5Googleは発表時期を2022年中としており、加えてTechradarはGoogleの開発者向けイベントである「Google IO 2022」でお披露目される可能性があるのではないかと述べています。