realmeはフィリピンなどで小型タブレットの「realme Pad Mini」を発表しました。近年のAndroidタブレットの復権に伴い参入したメーカーでは珍しく、小型なタブレットを投入しています。
realme Pad MiniはSoCにUnisoc T616を搭載。Amazonでよく見かける中華製タブレットに多く採用されている「Unisoc T618」より劣っており、お世辞にも性能が良いとは言えない代物。メモリは3GB/4GB、ストレージは32GB/64GBが用意されます。これは昨年9月に発表された「realme Pad」と同じ構成です。
ディスプレイは8.7インチ。Galaxy Z Fold3は7.6インチでiPad mini(6世代)は8.3インチであり、比較的大きめな画面ではありますが、そもそもrealmeは大きい画面をアピールしているようです。MiniなのにLargeとはこれ如何に。解像度は1340×800とかなり低め。
カメラは800万画素、インカメラは500万画素という必要最低限の構成。カメラだけが飛び出していたrealme Padとは異なり、さほど派手ではないものの装飾がなされています。
外観は著名リーカーのOnLeaksことSteve H.McFly氏が公開したレンダリング画像ともはや完全に同一で、安価なタブレットにありがちな材質の違いや謎にラウンドした形状などがなく、アルミニウム製で安っぽさを感じさせないシンプルなデザインに仕上がっています。
バッテリーは6400mAh、18Wでの充電に対応。
モデルによって4G通信もサポートします。対応バンドはB1/3/5/7/8/20/28/38/40/41で、国内ではSoftBankが使えるかどうか、といったところ。OSはrealme Padと同様で、独自のカスタマイズが施されたrealme UI for Padを採用。
本体色はグレーと水色の二色で、価格は9999フィリピンペソ。日本円にするとおよそ2万3800円※。
realme Padのインドでの価格がおよそ13999₹(2万2000円)で、スペックの割にはさして安くなっていない印象。筆者としては高いコスパで3Dゲーミングも可能にする、「realme Pad Mini GT」のようなタブレットを渇望します。
OS | realme Pad Mini | realme Pad |
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OS | realme UI for Pad(Android 11) | |
SoC | Unisoc T616 | MediaTek Helio G80 |
メモリ | 3/4GB | |
容量 | 32/64GB | |
画面 | 8.7型(1340×800) 画面占有率84.59% | 10.4型 (2000×1200)WUXGA+ 画面占有率80.2% |
カメラ | 800万画素 | |
インカメラ | 500万画素 | 800万画素 |
電池 | 6400mAh,18W | 7100mAh,18W |
寸法 | 372g | 440g |
その他 | デュアルスピーカー | Dolby Atmos,クアッドスピーカー |