Twitter社は日本時間5月4日より、自身のツイートを閲覧したりそこにリプライできるユーザーを限定できる機能である「Twitter Circle」のベータ版を公開しました。現状では一部のユーザーが利用可。
Some Tweets are for everyone & others are just for people you’ve picked.
We’re now testing Twitter Circle, which lets you add up to 150 people who can see your Tweets when you want to share with a smaller crowd.
Some of you can create your own Twitter Circle beginning today! pic.twitter.com/nLaTG8qctp
— Twitter Safety (@TwitterSafety) May 3, 2022
どうやらInstagramの「親しい友達」であったりGoogle Plusに似たもののようです。
ツイートの際に画面左上のドロップダウンメニューから選べます。また「CIrcle」に含むメンバーの編集もここからできます。フォロー関係なく最大で150人まで追加できます。
この機能を使用したツイートは「Circle」に含まれるメンバーのみ閲覧することが可能。リプもメンバー限定に。
また、CIrcleのメンバーは1つのツイート固有のものでなく常に保持されるものとなっており、そしてCircleを用いていくつかツイートしたあとにメンバーを新たに追加した際にはそのユーザーもそれら過去のCircleツイートを遡って閲覧できる仕様です。
似た機能である「コミュニティ」の場合は、コミュニティに参加していないユーザーもリツイートやリンク共有などで見えちゃいます。鍵垢(非公開アカウント)の代わりにはなりません。
一方でCircleは鍵垢的運用も可能かもしれません。「アカウントを切り替えることなくパブリックなアカウントで同様の機能を利用できる」ことと「フォロワーではない人に向けて秘密のツイートをできる」こと、また「リプライすべてがCircle外のユーザーから見えない」といった特徴があるからです。
ただしCircle参加者は他のメンバーを知る方法がない上に自ら脱退することができないので、Circleの作成者に大きく依存する点に注意が必要そうです。個人的には完全に鍵垢として運用することは無理そうだと思いました。
また、The Verge曰く現状の「1ユーザーにつき1つしかCircle作成できない」という仕様があるとのこと。
今後は発展の途を辿るのか、はたまたFleetのように一時的なものとして終わってしまうのか、まだまだうまく先行きが見えなさそうです。
また今回の機能の他にもTwitterはツイートの編集機能をもうじき実装するようだとThe Vergeは伝えており、ますますTwitter社が何を目指しているのか予想するのが難しくなっています。