Samsungが例年発売している、Galaxy Sシリーズの廉価版モデル「Fan Edition」に関して、次期モデル「Galaxy S22 FE」の開発が中止された可能性があると、韓国のITメディアTHE ELECが伝えました。
情報によると、Samsungは、Galaxy S22 FEを2022年に300万台製造するという目標を持っていた模様。しかし、昨今の半導体不足や、上位モデルであるGalaxy S22 Ultraの販売が非常に好調であることを踏まえ、Galaxy S22 FEの発売計画を白紙に。
そして割り当てられていたチップをGalxay S22 Ultra用に再割り当てすることで、Galaxy S22 Ultraの製造ラインを強化することにしたようです。
元々、Galaxy S22シリーズにおけるSoC等の部品確保もギリギリの状態であり、THE ELECを始めとするSamsung関連メディアや業界によって、Galaxy S22 FEの販売中止が予想されていました。
SamsungがGalaxy S22 FEの開発中止を検討する一方、Galaxy S22シリーズにおいては売れ行きが好調に。特にGalaxy S22 Ultraは、Galaxy Noteシリーズを愛用していたユーザーにとって待望の製品だったこともあってか、2022年上半期で1000万台に迫る出荷台数を記録。同社が当初期待していた出荷台数を上回った結果、今後の製造に必要な部品の確保が難しくなった結果、今回の決断に至った模様です。
Galaxy S22 FEの発売は白紙となったものの、Samsungは、依然として来年Galaxy S23 FEを300万台製造する計画を立てているとのこと。今後の2022年下半期におけるGalaxy S22シリーズの売り上げや、8月10日に発表が予想されているGalaxy Z Fold4、Galaxy Z Flip4の販売状況なども踏まえ、Galaxy S23シリーズを含む来年の事業計画を確定する見込みです。