OnePlusは、ヨーロッパ市場においてハイエンドスマホ「OnePlus 10T 5G」を発表しました。
インドやアメリカでも販売予定で、在来のOnePlus 10 Proと比較してカメラ性能が抑えられている一方、価格は大幅に安く、かつ一部では10 Proのスペックを上回っています。
パフォーマンス
OnePlus 10T 5GはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。OnePlus 10 ProはSnapdragon 8 Gen 1を搭載しており、登場時期に差があったとはいえ上位モデルより高性能なチップを搭載していることになります。
メモリは最大16GBのLPDDR5、ストレージは最大512GBのUFS3.1を搭載します。
また、64%大きくなったVC(ベイパーチャンバー)プレートと同50%サイズアップしたグラファイトシート、総面積3万7038㎟の放熱板を配置し、「画期的な冷却」を謳います。
ディスプレイ
ディスプレイは6.7インチのフルHD+有機ELのフラットディスプレイでリフレッシュレートは120Hz。フレームレートを60/90/120Hzで調節する機能を有しています。
なお、OnePlus 10 Proではエッジディスプレイで解像度はWQHD+(3216×1440)、コンテンツに応じてリフレッシュレートを1~120Hzで調節できます。
カメラ
OnePlus 10Tのカメラ構成は5000万画素メイン(OIS対応、IMX766)+800万画素超広角(119.9°)+200万画素マクロの3眼。
OnePlus 10 Proでは4800万画素メイン+5000万画素超広角+800万画素望遠の三眼構成だったので、本機は劣ります。またハッセルブラッドとの連携もされていない模様です。インカメラは1600万画素。
バッテリー
バッテリーは2セル分割で合計4800mAh。独自規格である125W SUPERVOOCにより、10分で1から65%まで充電でき、また一般的なスマホバッテリーの2倍、1600サイクルのバッテリー寿命をアピールしています。
スマホ自体は150Wまで対応しているようですが、一方で北米など110Vの低電圧地域では、充電器の最大出力が電圧を理由に125Wまでしか出せないことが併記されています。
なお、日本市場では初めての120W対応スマホであるXiaomi 11T Proでも、同様の電圧を理由にフルパワーで充電できないのではないかとされた時期がありましたが、充電器のローカライズにより120Wで充電可能となっています。
その他・価格
プリインストールされているOSはAndroid 12ベースのOxygen OS。イヤホンジャックはなく、SIMスロットは1基のみでmicroSDは非対応。画面内指紋認証を備えます。また、以前までOnePlusの顔ともいえた、iPhoneの消音スイッチのような機能を備える「アラートスライダー」は今回も非搭載。
本体色はブラックとグリーンの2色のみ。地域によってメモリ・ストレージ構成が異なり、米国ではメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが649ドル(8万7000円)から。
スペック表
OS | Oxygen OS(Android 12) |
---|---|
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 |
メモリ | 8/12/16GB |
容量 | 128/256/512GB |
画面 | 6.7型FHD+ (2412×1080) 60/90/120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素IMX766+800万画素超広角+200万画素マクロ |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 4800mAh(2セル分割),150W(米国等低電圧地域では最大125W) |
寸法 | 高さ:163.0mm 幅:75.4mm 厚さ:8.75mm 重量:203.5g |
5G | SA: n1/n2/n3/n5/n7/n8/n20/n25/n28/n30/n38/n41/n66/n71/n77 NSA: n1/n2/n3/n5/n7/n8/n20/n25/n28/n30/n38/n41/n66/n71/n77 |
LTE | FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B30/B32/B66/B71 TDD-LTE: B38/B39/B41/B46/B48 |
3G | GSM: 850/900/1800/1900 WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8/B19 |
その他 | 顔・画面内指紋認証、microSD非対応、NFC |