Honorは10月13日に中国で新製品発表会を開催し、ゲーミングスマートフォン「HONOR X40 GT」を正式発表しました。
まず特徴的なのが背面デザイン。「レーシングブラック」カラーはカーボンファイバーテクスチャーで、中央には明るい緑色の2本のライン。Honorはこれを「夢の線路のよう」と表現しています。そしてカメラ部分の中央には大きく「GT」と刻印されています。いかにもゲーミングスマホといった見た目ですが、特に刻印は好みは分かれそうです。
他のマジックナイトブラック、チタニウムエンプティシルバーは控えめなデザイン。ゲーミングスマホには見えず、HUAWEI Mate 40シリーズを彷彿とさせます。
SoCはSnapdragon 888を搭載。主に2021年に発売されたハイエンドスマホに搭載されているものです。最新の8 Gen 1や8+ Gen 1を採用しなかったのは低価格化のためでしょう。
13層もの立体冷却機構を備えます。冷えているエリアの液体を熱を帯びているエリアに高速輸送でき、放熱がより効率的になるとのこと。さらに高性能グラファイトにより高熱効率が30%アップ。
GPU Turbo Xテクノロジーにより、画像のレンダリング性能を30%向上。同時に重いゲームの電池消費は6%削減、発熱は1℃削減を謳います。
実行メモリはLPDDR5で8GBまたは12GBを選択可能。擬似的に7GB追加し最大19GBまでアップできます。ストレージはUFS 3.1で256GBのみ。
6.81インチの液晶ディスプレイを搭載。解像度はFHD+(2388×1080)、リフレッシュレートは144Hzとなっています。AITouch予測アルゴリズムを採用することでタッチサンプリングレートを480Hzに引き上げているとのこと。
ゲーミングスマホということでカメラについては公式サイトで全くアピールされていません。一応トリプルレンズを搭載するものの構成は5000万画素メイン+200万画素深度センサー+200万画素マクロとなっており、超広角は備わっていません。生体認証は1600万画素のインカメラを利用した顔認証と側面指紋認証に対応します。
バッテリー容量は4800mAhで66Wの急速充電に対応します。30分で90%充電できるとのこと。ワイヤレス充電には非対応。
スピーカーはシングル。3.5mmヘッドホンジャックは非搭載です。
価格は実行メモリ8GBモデルが2099元(日本円で約4万3000円)、12GBモデルが2399元(日本円で約4万9000円)となっています。カメラをコストカットしたり1世代前のSoCを採用したりすることで手頃な価格の高性能ゲーミングスマホになっている印象です。HONOR X40 GTは中国で10月18日に発売されます。
OS | Magic UI 6.1(Android 12ベース) |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 888 |
メモリ | 8 / 12GB |
容量 | 256GB |
画面 | 6.81型 (2388×1080) LCD 144Hz |
カメラ | 5000万画素メイン 200万画素深度センサー 200万画素マクロ |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 4800mAh 有線66W充電 |
寸法 | 高さ166.1×幅75.8×厚さ8.45 mm, 199.5g |
その他 | 顔認証 側面指紋認証 |