iPhone 12シリーズのMagSafe対応に合わせて2020年12月に発売された、Appleの充電アクセサリ「MagSafeデュアル充電パッド」に、iPhone 14 Proとの互換性の問題が生じているようです。
これは、複数のiPhone 14 ProユーザーがAppleの公式サポートコミュニティに投稿した情報から明らかになったもの。iPhone 14 Proで「MagSafeデュアル充電パッド」を利用すると、カメラの突起と干渉してパッドから端末が浮き、充電器と本体をフィットさせることができないようです。
このような事象が起こった原因は、iPhone 14 Proの巨大なカメラにあります。
iPhoneのProシリーズにおいては、カメラが年々厚みを増しながら巨大化。iPhone 13 ProとiPhone 14 Proのカメラを比較しても、カメラユニットやカメラのレンズ一つ一つが、ひとまわり以上大きくなっています。
まあこれぐらいはAndroidでもあるけど pic.twitter.com/DhULZyrYhe
— すまほん!!📶5G📱 (@sm_hn) September 22, 2022
そもそも、MagSafeデュアル充電パッドを巡っては、ケースを装着した状態ではカメラと干渉してしまうとの報告が、iPhone 13 Pro発売後にすでに挙がっていました。しかし、Appleはそれを修正するどころかさらにカメラを巨大化したため、このような事態になってしまったようです。
相次いで同様の事象が報告されているにもかかわらず、Appleは情報を修正せず販売を継続中。オンラインストアでは、執筆時点でもなお、互換性を持つ製品に「iPhone 14 Pro」が記載されたまま販売されています。
なお、この問題はiPhone 14 Proにのみ発生しており、カメラモジュールが比較的小さい無印・Plusや、本体サイズの大きいiPhone 14 Pro Maxでは問題なく利用できるようです。