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すまほん!!ライターのベストバイ(令和四年)

 すまほん!!ライターが令和四年に購入したガジェットの中で、最も良かったものをご紹介します。

ベストバイ

Punkt.MP02 New Generation(千歳智)

 スマホで生産性のない時間を過ごしていることがあまりにも多いと気づき、デジタルデトックスを試みることに。

 私は LINE よりも Signal 派のため、Signalの互換アプリ「Pegion」が無料で使えるという理由から「Punkt.MP02 New Generation」を購入しました。
SMS機能のみの他フィーチャフォンと違い、送信代を気にしなくていいのは嬉しいポイントです。

 やはりカチカチと入力できる物理ボタンはいいですね。少々取りこぼすこともありますが、フリック入力にはない心地よさがあります。
テザリングも使えるので、パソコンとPunkt.MP02だけ持ち出して執筆作業に勤しむことも増えました。

 「なんとなくスマホを手に取りネットを眺める」といったことが無くなったおかげで、時間はもちろん心にも余裕が生まれたように感じます。

 情報過多の現代に疲れたときのオアシスとして、今後も末永く活用していきたい一台です。

M2 MacBook Air(adachi)

 MacBookのバッテリーが怪しくなってきたので目に留まったM2 MacBook Airを購入しました。どうせ買うならってことで色々と盛ったら倍以上の価格になりましたが今のところは「価格なりのことはあるかな?」といった感想です。

 最近始めたYouTubeの動画作成が捗っています。道具として使い込んでいければもっと色々な面が見えてくると思いますが、今のところはストレスなく使えています

OWNDAYS × HUAWEI Eyewear(どろモバ)

 イヤホンの長時間の使用が苦手な筆者にとってオーディオクラスはぴったりでした。このOWNDAYSコラボのHUAWEI Eyewearは半年以上毎日使っており、すっかりこれが無いと生活できないのではないかと思うほど馴染みました。

 普通の眼鏡のように掛けているだけでいつでもすぐに音を流せるのがとにかく快適で、ほぼ全部これで聞いています。予備のヘッドホンの出番は滅多に無いです。OWNDAYS版の特徴としてワンタッチでサングラスにできるのも便利。

 レビューでも書いた通りこれといった不満は見当たりません。充電持ちも悪くないのですが、より気にせず使いたいのでもう1本欲しくなっています。

 今でもテレビ番組やYouTuberに取り上げられることで徐々に知名度を上げているようです。今後もHuaweiに限らずオーディオクラスに注目していきたいです。

SONY ワイヤレススピーカー SRS-RA3000(rironriron)

 今年のベストバイにはSONYの全方位ワイヤレススピーカーを選びました。設置しやすい筐体サイズと主張しすぎない本体デザイン、低音域の豊かさと部屋全体への音の広がり、必要十分な機能と良好な使い勝手。まさに全方位に隙のない製品に仕上がっています。

 本製品はワイヤレススピーカー市場では珍しい据え置きタイプで、小型化や可搬性ではなく音質を追求したモデルです。80mm口径のフルレンジスピーカーで表現した豊かな音声を部屋全体に届けてくれます。

 機能面ではChromecast built-inに対応し、Spotifyなどの音源を自立的に再生可能。Bluetoothを介さないため音質の劣化がなく、通話やゲームの音声が混入することもありません。また、Bluetooth接続や有線接続にも対応しており、パソコンやゲーム機の外付けスピーカーにもなります。

 使い勝手の面では、SpotifyやBluetoothで接続すれば電源ON、使用後は一定時間で電源OFF、と気が利きます。バッテリー非搭載で電池切れの心配がなく、スマホ操作だけ完結できる点が、一般的なBluetoothスピーカーに対するアドバンテージです。

Samsung Galaxy Tab S8 Ultra(ひかるん)

 15.6インチという、PCかよとツッコミたくなるような巨大画面を搭載したタブレット。Galaxy S22 Ultraを米国から輸入するときに、一緒に買うとだいぶ安くするよ!という勧誘につられ、購入してしまいました。あまり期待せずに到着を待っていたのですが、いざ届いてみるとこの大画面が非常に使い勝手がよく、気付いたらメイン機として購入して先に届いていたGalaxy Tab S8無印を棚の奥にしまっていました。

 ノートやメモを取るときの表示領域の広さがとても使いやすく、画面分割してもまだまだデカいサイズなので、検索しながら、動画を見ながらメモというような用途で捗りました。さらに、高精細なディスプレイと音圧のあるスピーカーで発色も良いため、動画ストリーミングサイトでの映画鑑賞にもピッタリでした。

 昔から散々言っている「IMEがクソ」ということ以外は非常に満足度が高く、この点を差し引いても今年のベストバイと言える端末でした。

HUAWEI WATCH GT3 Pro(jiyoung)

 毎年スマホがベストバイに上がるのですが、今年はHUAWEIのスマートウォッチがとても気に入りました。強く惹かれたのがその見た目。スマートウォッチらしからぬ、質感と高級感の高さは他の製品とは一線を画しています。文字盤が豊富に用意されているので、日替わりで変えると気分が変わってすごく楽しいです。サファイアガラスとチタンケースのおかげで衝撃にはとても強い。

 本製品にFeliCaは搭載されていませんが、自分は都会に住んでおらず、使う機会がないので特になんとも思いません。2週間近く持つバッテリーや、精度の高い健康トラッキングなど、普段使いもバッチリ。

 価格が4万円近いので、万人にはおすすめできませんが、高くても良いものを使いたい人は買っても後悔しないと思います。

Galaxy Watch4 Classic(ryoppi913)

 もうすぐ新型が出る、というタイミングで購入しました。Galaxy Watch5世代はバッテリー持ちが向上する反面、回転ベゼルがいよいよ廃止されると当時から噂されていたため、Watch4 Classicを買うか、便利そうな回転ベゼルを捨てて最新のWatch5/Watch5 Proを取るか、という2択で非常に悩んでいましたが、円安の影響もあってWatch5シリーズはかなり高づくだろうとの結論に至り購入しました。

 高機能なスマートウォッチはこれが初めてで、当初はかなり酷い自分の忘れっぽさを補完するため、というのが購入を決断した大きな理由でしたが、いざ使ってみるとそれ以外も魅力的でした。LINEやそれ以外のアプリの返信(これはAndroid側の機能ではありますが)、そしてGoogle アシスタントが非常に便利。スマホであれば「オーケーグーグル」と呼び掛けている間はそれ以外の操作はもちろんできませんが、スマートウォッチであればそれが全くデメリットになりません。

 そして、やはり回転ベゼルは最高でした。Galaxy Watch4の仮想的な回転ベゼルを1度しか試したことがない身のため、あまり強い意見は言えませんが、アラームやリマインダーの停止や保留をノールックで行えるのが非常に魅力的。

 電池持ちは以前使っていたスマートバンドよりは圧倒的に短いですが、PCの前に座るときは充電しておく、といった習慣をつけているためか、意外にもこれまで困ったことはほとんどありません。ここには挙げていない残念な点もあるにはありますが、今年買ったものの中では最も満足した製品です。

Galaxy Watch5(HENNNA)

 ウォッチフェイスや外見が気に入ったため、発売当日に購入しました。

 自動で運動を検知し、消費カロリーや歩数等を測ってくれるのでとても重宝しています。

 電話はもちろん、LINEやSpotify、Google Mapにブラウザまで使えるのでスマホをうっかり家に置き忘れてしまっても、これ一台でなんとかなってしまいます。

 Google Payに対応し、VISA等が使えるようになったことが嬉しいです。

 つけ心地もよく、電池持ちも申し分ないので、Android対応のスマートウォッチとしてはこれがベストかな思います。

HaritoraX(芋ノ文)

 「VRChat」にドはまりした2022年。当初はQuest 2とPC(つまりQuest Link)状態で遊んでいたものの、全身をフリーダムに動かすフレンドたちを見て思わず買ってしまったのが、こちら「HaritoraX」です。どういうデバイスかというと、胸と足に有線接続のユニットを装着することで「VRChat」内でアバターの下半身を動かせるという代物。

 VRヘッドセットと、コントローラーのトラッキング範囲(頭部と腕)以外は、あらかじめ設定されたモーションで動く、というのが「VRChat」なんですが、これを身に着けると、リアルの足の動きと連動して、3Dモデルの足も動くんです。つまり、没入感が爆上がりなワケなんですね。アバターが、ガチで自分の身体になる感触です。

 外から見ている限り、売れ行きも好調のようで、現在、マイナーチェンジ版の「HaritoraX1.1」の発送時期が迫っているほか、先日にはワイヤレス化された新製品「HaritoraX ワイヤレス」も発表されました。買ったものが即“型落ち”しちゃったのは悲しみですが、LANケーブルが不要になる「HaritoraX ワイヤレス」は、正直かなり欲しいところ。ケーブル類、動くとき結構邪魔なんですよ。え?ソニーの「mocopi」ですか? スマホが対応機種じゃないので、とりあえずは見送りです……!

Belkin 3 in 1 MagSafe充電器(Ku)

 iPhone14Pro、AppleWatchSeries8、AirPodsPro(第2世代)と新しいApple製品を買い漁った2022年でしたが、私が選ぶのはそのうちのどれでもなく、これらのApple製品を充電する「充電器」です。

 この充電器はiPhone12シリーズ以降に搭載されているMagSafe、AppleWatchSeries7以降に搭載されている高速充電、近年のAirPodsシリーズのケースに搭載されているワイヤレス充電によって充電を行います。フルで充電器の性能を活かすためには比較的新しいApple製品を揃える必要がありますが、それに見合った見た目の美しさと機能性を実現していると思います。

 またこの製品は定価がおよそ2万円と安くないので、「この充電器を買ったからにはここで充電しなければならない」という強迫観念に駆られ、寝る前に無駄にスマホを弄る時間が無くなりました。これが私がこの充電器をベストバイに選んだ理由です。

Galaxy Watch4 (りく)

 2022年に入り、TizenOSを搭載した初代Galaxy Watchから、WearOS搭載のGalaxy Watch4に乗り換えました。当初は、バッテリー持ちも思わしくなく、劇的な変化を感じたわけでもなかったため、ベストバイとして紹介するつもりはありませんでした。

 しかし、10月に入って、まさかのWearOS版Google Pay国内解禁。現状ほぼデビットカードしか利用できないのが課題ですが、ちょっとした買い物はGalaxy Watch4だけで済ませることができるようになり、利便性が爆上がりしました。WearOS万歳! 

特になし(あやさん)

 依然としてOPPO A54を愛用している。2022年はガジェットを新規購入してない。物は大事に使うべきだ。

 大事にしたが不調となったため、来年早々買い換える予定だ。楽しみにしていただきたい。

Galaxy Z Fold3 5G(CloNis)

 Galaxy Z Fold2の「防水/FeliCa非対応」を改善した端末です。筆者は過去にフォルダブル端末のディスプレイが自然故障したので保証必須。なによりも国内キャリア版にはFeliCaが搭載されているため、au番よりも安いドコモ版 SC-55Bを購入しました。端末レビューではないので、説明は端折りますが「ポケットにタブレットが入る」のは快適そのもの。

 2022年は量より質を重視しており、昨年度比で入手したモノも少なかった1年でしたが、どの端末を使用してもGalaxy Z Fold3 5Gに戻ってきてしまう。非常に満足度の高い端末です。

Galaxy Z Fold 4(矢s)

 発売すぐに購入したSamsungの折りたたみスマホです。

 タブレットのような大画面を使ったマルチタスクが便利で、折りたためばポケットにも入ります。また、普通にスマホとして使っても優秀で、ゲームもかなり出来ますし、発熱もあまり気になりません。画面は文句なしに非常に鮮やかで、カメラもメイン+超広角+望遠(3倍)と、ハイエンド機種としては及第点です。

 バッテリー持ちが少々ネックであるものの、これ一台あれば大抵のことは困りません。しかし、積極的にオススメはしません。約25万円という価格は、あまりにも高過ぎるからです。

Pebble Time(てぃーぽ)

 2022年のベストバイは、完全に個人的観点ですが圧倒的に「Pebble Time」です!2015年発売されたスマートウォッチですが、既に所持している後継のPebbleTime Steelより軽量なノーマルPebble Timeです。

 初代AppleWatchよりも早く発売されたスマートウォッチという言葉の定義もあやふやな時期に登場したスマートフォンのコンパニオンデバイスですが、スマート「ウォッチ」としてこれ以上のデバイスがまだ見つかりません。

 「スマート」メインのウォッチ型のデバイスはいらないのです。「ウォッチ」にスマートな機能を追加したいのです。節電のために非点灯とか、2,3日ごとに充電とかしたくないんです。

 PebbleはFitbitに買収され、FitbitはGoogleに買収されるという変遷と辿り、特徴の異なるGoogle Watchに置き換わってしまい残念ながら真に後継と言えるデバイスはないと考えます。

 常時点灯の反射型メモリ液晶、バカみたいに強いバイブレーター、可愛いUIでの各種通知機能。必要にして十分。もちろん通話やSUICAの機能は欲しすぎますがそれで基本機能が低下するならいりません。

SHARP SJ-GW35H(そっぷる)

 一人暮らしを始めてからずっと使っていた冷蔵庫が不調になり、買い替えを検討しました。この際だから思い切ってでかいサイズを買おう、と思い狙ったのが350Lクラス。冷凍庫が下だろうが真ん中だろうが、特に気にはしていないのですが、ここだけは譲れないと思ったポイントが「ドアがどちらからも開く」ということ。「どちらからも開く」を条件にしてしまうと選択肢はシャープのみになってしまいます。

 扉がどちらからも開くのって重要?と思われますが、一人暮らしで4回引っ越している身としては都度買い替えたくなるくらい、イライラする問題でした。ただ冷蔵庫は頻繁に買い替えるほどのものでもないので、どっちからも開く、そしてそこそこ大きいサイズを買っていれば当分困らないだろうと判断し、これを選びました。

 350Lあればひとり暮らしなら十分なサイズ。家族が増える予定がないのでこのまま壊れるまで使えればいいなと思います。

Panasonic LUMIX GH6 + 10-25mm / F1.7(らいち)

 仕事・趣味でカメラを楽しむ筆者がPENTAX 645Z、Hasselblad X1D II 50Cに続くサブとして購入。主な用途は動画撮影。先代のGH5と12-60 F2.8-4.0の組み合わせで軽量コンパクトな動画機として使ってきました。ボディもレンズも大きく、また多少重くなりましたが、使い勝手に影響なく遜色なく使えています。

 動画品質は折り紙付きですが、嬉しい誤算だったのはスチルの画質が大幅に向上していたことです。DR広いし色再現性も高い。中判デジタル使いの自分でも納得のクオリティです。

 こんなに完成度高いのにPanasonicはどうやってフルサイズカメラを売るんだ……って思うほど。2023年もサブとして使い倒します。

Xiaomi MIX Fold2(會原)

 個人的にはフォルダブルを「ポケットに入るタブレット」と考えているため、大画面化や薄型を求めていたのですが、Galaxy Z Foldシリーズは逆。ちょっと小型化、多機能で厚みを堅持。

 そんななか、Xiaomi MIX Fold2は世界最薄を達成。しかもZ Foldシリーズより軽い。それなのにZ Foldシリーズより大画面。まさにこれを待っていた!

 おすすめ度では断然Zenfone 9が2022年で一番なのですが、せっかくなので個人的大満足の一台を選んでみました。

ワーストバイ

Google Pixel Watch(こくあ)

 パラメータを見た目に全振りしてしまった例がこれかと思います。Androidはピュアなものが一番使いやすいとよく言われますが、Wear OSはその逆。サムスンがカスタマイズしたもののほうが圧倒的に使いやすいです。

 バッテリー持ちもダメ、フィットネスはFitbitとGoogle Fitが競合し、Google Payは対応するカードは少なく、Suicaは通常利用のみで定期券などの利用は不可。褒めるべきポイントは価格の安さとGoogleが初物を日本に投入してきたということ。以上です。

Surface Duo2(會原)

 電子書籍が見開きで読めるのがキモなのに、画面左右の色が違う個体が一定数存在する画面品質、Kindle日本語活字非対応(ならプリインするな)、カメラの出っ張りが360度回転させるのに邪魔なくせに大してカメラは良くない。その上、カメラシャッターを切るとカメラがエラーで落ちるバグを5ヶ月放置。

 それでも薄型という強みはあったもののXiaomi MIX Fold2に負けてしまいました。

 これは20万円近い定価で購入した筆者の買い物体験に過ぎません。アップデートで安定性も改善し、本機の良し悪しがわかってきている今、セールで12万円以下になってるのを狙う分には十分アリな選択肢なので、検討してみて下さいね。

 たとえば折り畳んでどちらを上にしても使えて、側面指紋認証が左右どちらの状態でも使えるのは面白いですよね。両利き対応の指紋認証は画期的。次回作は良いところを潰すような状態で発売するのだけはやめてください。企画は素晴らしいのに、端末が可哀想です。

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