Lenovoは、ラスベガスが開催されている家電見本市「CES 2023」において、天板にe-inkディスプレイを備えた変態ノートPC、「ThinkBook Plus Twist」を発表しました。
ThinkBook Plusシリーズはこれまで、ノートPCの天板に電子ペーパー(e-Ink)を付け、ノートを取る用途などに使えた第1世代と第2世代、「21:9のディスプレイを搭載、テンキーがあるはずの位置に8インチのサブ液晶が配置」されている第3世代など、セカンドディスプレイを使ってユニークな機能を実現する独創的なモデルとして登場しています。
第4世代に当たるThinkBook Plus Twistは、セカンダリディスプレイが電子ペーパーに回帰。
メインディスプレイは13.3インチの2.8K有機EL、背面には12インチのe-Inkディスプレイを配置しています。
今世代の最大の特徴は、本来の有機EL画面と電子ペーパーの位置を「ねじって」入れ替えられること。昔のThinkPadやGPD Pocket 3などのUMPCで見る構造ですね。
これにより、電子ペーパーの面でもキーボードを使うことができ、電子ペーパーによる目に優しい文章作成も可能です。
以前の世代では、電子ペーパーの面は独自OSを搭載していたためにできることが限られていたのですが、ThinkBook Plus TwistではWindowsを表示可能。
また、両方の画面でスタイラスペンをサポートします。電池持ちやアイケアを取ってe-Inkディスプレイを使うか、画面の発色やリフレッシュレートの高さによる俊敏性、さらにタッチ対応の利便性などを求めて有機ELディスプレイを選ぶ、といったことができます。
処理性能も高く、詳細は不明ですが先日発表されたばかりの13世代Coreプロセッサーを搭載。最大16GBのメモリと1TBのSSDを搭載できます。価格は1649ドル(22万1000円)からで、2023年6月より米国で販売開始予定。日本では初代のみ販売されていましたが、一定の需要はありそうです。