シンガポールを拠点に子ども向けIOT機器を販売するmyFirst.tech(旧OAXIS ASIA)の日本代理店であるOaxis Japanは、腕時計型キッズスマホとする「myFirst Fone S3」の取り扱いを発表しました。3月30日より予約受け付けを開始し、4月中旬より販売開始予定。同時に、子供向けSNSともいえる「myFirst Circle」の提供も開始します。
どう見ても見た目スマートウォッチな腕時計型キッズスマホ、myFirst Fone S3はGPS追跡やSOS時の把握、心拍数の異常を通知するなど、保護者が求める一通りの機能を備えます。子供を見守るというのが主目的であるため、当然GPSに対応するほか、4Gによる通信にも対応。専用のSIMカードを利用した場合、IP電話で通話を行うことができます。
電池容量は650mAhと巨大、一方でスタンバイ時間は48時間と、一般的なスマートウォッチと比べるとバッテリーの大きさに見合わず電池が持たない印象を受けます。ストレージは8GB、200万画素の広角レンズを備えます。
ディスプレイは1.4インチのIPS液晶、nanoSIMカードスロットを備え、IPX8相当の防水性能を謳います。耐衝撃性に言及されていないのが若干気になるところではあります。
同時発表の「子供用SNSアプリ」を謳うmyFirst Circleは、保護者が投稿を管理できる、いわば分散型SNSのようなサービス。個々人の投稿に「いいね」する機能はなく、返信には最大16文字のテキストメッセージか8秒のボイスコメントが行えます。
もちろん、不適切な投稿に関しては保護者が削除させることも可能。また1対1、グループでの音声・ビデオ通話やチャットも行えます。保護者の監視がいきわたるという点ではLINEなどの既存コミュニケーションツールより優秀ですね。
myFirst CircleはiOS 12およびAndroid 12以降のスマートフォンに対応します。本体体価格は2万4800円で、月額1078円のmyFirst FreeSIMが必要とのこと。先述の通り、4月中旬から販売開始を予定しています。