Xiaomiは、中国市場において折り畳みスマートフォンの「Xiaomi MIX Fold 3」の発表を、8月14日に行うと告知しました。
先代のXiaomi MIX Fold 2は、折り畳みスマートフォンとして最高峰の薄さを実現した計量薄型の折り畳みスマホで、Xiaomiの3機種目折り畳みスマホとなるMIX Fold 3も同様のコンセプトを引き継ぐようです。
また、XiaomiのCEOであるLei Jun氏は、「欠点のないオールラウンドのフラッグシップスマホ」を提供することを目指したと紹介しており、販促用のポスターでは「折り畳みディスプレイの新たな標準を定義する(直訳)」と宣伝しています。
すでに予告画像や20秒弱のティザー映像から、デザインは明らかになっています。カメラ周りのデザインは、Xiaomi MIX Fold 2のころの意匠を一部引き継ぎつつも、iPhoneや最近のGalaxyで見かける、カメラだけが飛び出したものに仕上がっているようです。
本体色はMIX Fold 2の初期色と同じように、ブラックとゴールドの2色が公開されています。なお、Xiaomi MIX Fold 2はモデルサイクル中盤となる昨年12月に、デザインを若干微調整したうえで2色の新色を投入しています。
また、昨年より展開されている、老舗カメラメーカーのLeicaとの連携も継続しているようであり、シルバーのLEICAロゴも記されています。外側カメラは4眼で、望遠レンズの存在も確認できるなど、折り畳みスマホとしてはかなり強力な構成が伺えます。
搭載するSoCはSnapdragon 8 Gen2、それも最大クロックが3.36GHzのオーバークロック版であるようで、性能面でも手抜かりはありません。また、日本時間8月12日にはXiaomi MIX Fold 3とみられるGeekbenchスコアが登場しており、スコアはシングルが2071点、マルチが5419点。
Xiaomi MIX Fold 2は弊誌編集長も太鼓判を押す良機種ではあるのですが、供給の問題からか、中国市場のみの展開でグローバル市場に投入されることはありませんでした。もっとも、近年のXiaomi(Mi) MIXシリーズは、Xiaomiの持てる技術を詰め込んだエンスージアスト(熱心な愛好家)向け端末、ブランドのイメージを代表するスーパーカー的なスマホという側面が大きく、Mi MIX 3を最後にグローバル市場に投入されたことはなく、仮にグローバル市場に投入されたとしても、日本においてはXiaomi Japanの戦略や、LEICAブランドの問題もあり、日本市場に投入されない可能性は多分にあります。