Huaweiは、日本でも販売されているタブレットの「HUAWEI MatePad 11.5-inch」の新顔として、目に優しいディスプレイを搭載した「HUAWEI MatePad 11.5-inch PaperMatte Edition」を発表しました。日本市場への投入は未定。
スペックのほとんどはMatePad 11.5-inchと共通。4万円前半という価格で「同価格帯最強クラスのCPUを搭載」を謳うMatePad 11.5-inchのSoCはそのままで、Snapdragon 7 Gen1を搭載します。
ディスプレイは製品名にもある「PaperMatte」ディスプレイを搭載。Huaweiが定義した造語ですが、読んで字のごとく紙のような視覚体験をもたらすノングレアディスプレイで、目の疲れを軽減するとアピールします。また、Color eBookモードを搭載し、電子書籍を読みやすくすることができるとのこと。
加えて、ディスプレイの表面をざらつかせることで、スタイラスペンでの書き込み時に紙に書き込むかのような質感を実現しています。
基礎的なディスプレイのスペックはベースモデルと同じで、3:2アスペクトで解像度は2.2K(2200×1440)、120Hzリフレッシュレートに対応しています。
ただし、製品ページには「太陽光や明るい環境で効果的に機能します。より明るい画面をお求めなら、PaperMatte Edition以外を購入することをお勧めします」と注釈がついており、輝度や見やすさに関してはベースモデルより劣るものとみられます。
このほかのスペックは完全に同じ。バッテリーは7700mAhと若干小柄ですが、10V/2.25Aでの急速充電に対応。米国の制裁によりHarmoney OS 3.1を搭載しているため、GMS関連アプリの使用はできません。
ベースモデルではセルラー通信に対応したモデルも一部地域で用意されていましたが、PaperMatte Editionでは用意なし。Wi-Fi 6やBluetooth 5.2に対応します。本体色は同じくグレー1色のみ。
MatePad 11.5-inch PaperMatte Editionは9月19日より、500ユーロ(7万8000円)で販売しています。
HUAWEI MatePad 11.5-inch PaperMatte Edition | ||
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OS | Harmony OS 3.1 | |
SoC | QualcommSnapdragon 7 Gen 1 | |
実行メモリ | 8GB | |
内蔵ストレージ | 256GB | |
ディスプレイ | 11.5型, 2200×1440ピクセル, 最大120Hz PaperMatteディスプレイ |
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リアカメラ | 約1300万画素 | |
インカメラ | 約800万画素 | |
バッテリー | 約7700mAh | |
重量 | 約499g |